<阪南大高 vs. 青森山田> どうやら半端ない戦いになりそうだ。「三冠」を目指す絶対的な優勝候補と大会屈指のストライ…
<阪南大高 vs. 青森山田>
どうやら“半端ない”戦いになりそうだ。「三冠」を目指す絶対的な優勝候補と大会屈指のストライカー擁する西の強豪が激突する。
絶対的優勝候補・青森山田は実力通りの圧勝スタート
第100回のメモリアル大会となった今年度の高校サッカー選手権。全国各地を勝ち抜いた強豪ばかりといえど、青森山田(青森)は一味も二味も違う。今夏のインターハイでは高体連のチームを圧倒する強さを見せつけ、まず一冠。さらに、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTではJユースの強豪たちをなぎ倒し続け、二冠を達成した。
同校は近年の高校生年代で一線を画す存在感を放ってきたが、今年のチームを「歴代最強」と称する声も少なくない。1年時からレギュラーに君臨する松木玖生(FC東京内定)、相棒の宇野禅斗(町田ゼルビア)らが中盤を制圧。サイドでは右の藤森颯太がチャンスを作り続けると、左の田澤夢積が得点を量産。トップの名須川真光は得点力とポストプレーに長け、2センターバックを組む三輪椋平&丸山大和は高さ・強さ・スピードを兼ね備えている。
初戦となった2回戦の大社(島根)戦は、入りの固さもあってか、相手のアグレッシブなプレーに手を焼く場面も見受けられたが、終わってみれば6-0の圧勝。改めて「青森山田強し!」という印象を植え付けみせた。
エースが躍動!阪南大高は圧巻の2連勝で充実感漂う
対するは、ここまで快勝続きの阪南大高(大阪)だ。攻守の切り替えが速く、対人プレーも強い。加えてボールの扱いにも秀でたイレブンは開幕前が高評価を得ていた。それに応えるかのように、1回戦(対丸山)は3-0、2回戦(対奈良育英)は8-0と無傷大量得点の連勝を飾っている。
そして、このチームを語る上で欠かせないのが、絶対的エースの鈴木章斗(湘南ベルマーレ内定)だ。ドリブル良し、ポストプレー良し、ヘディング良し。シュートのバリエーションも豊富な上、幅広いエリアでプレー可能で、パスさえ届けば得点につなげてくれる。「世代最強FW」との前評判を引っ提げて迎えた初戦で挨拶代わりの一発を決めると、2回戦では圧巻の5得点を記録。一躍得点王候補に名乗りを挙げただけではなく、大迫勇也(ヴィッセル神戸)が鹿児島城西時に記録した選手権記録、「1大会10得点」の更新すらも射程圏内となった。
大迫やロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)を参考にしているというプレーは並大抵の選手では太刀打ちできない領域に達している。幾多もの修羅場をくぐってきた青森山田であっても、止めることは困難だろう。
2戦目で山場を迎える青森山田と余力十分の阪南大高
互いにとって大きな関門になることは間違いない。青森山田にとっては2戦目にして更なる難敵との戦いだが、むしろプレミアリーグで強豪ばかりを相手にしてきた彼らにとっては望むところだろう。阪南大高も優勝を目指す上で青森山田は避けては通れない相手であり、ここまで余力を残せていることは好材料か。「40分ハーフ、即PK戦」の一発勝負で、どちらが主導権を握り、先制点を奪うのか。今大会の行方を占う大一番はキックオフから見逃せない。