“三冠獲得”に向けて大社戦は6-0で勝利第100回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が12月31日に行われ、青森山田(青…

“三冠獲得”に向けて大社戦は6-0で勝利

第100回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が12月31日に行われ、青森山田(青森)は大社(島根)と対戦。6-0で完勝を収め、初戦を突破した。
 

青森の絶対王者は2021年度、インターハイ、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTを制しており、“三冠”をかけてこのメモリアル大会に挑んできた。そんななか迎えた島根県王者との2回戦では、初戦から来る緊張感からか前半は固さも見られ、コンパクトなブロックを形成した大社の守備陣と、前線の持田優輝を活かした縦に速いカウンターに手こずる場面も散見された。
 

しかし、過去2大会準優勝の実績を引っ下げ、3年ぶりの覇権奪還に照準を定めた青森山田に焦りはなかった。後半立ち上がりにセットプレーを活かし名須川真光が先制点を奪うと、続く後半13分にも前線からのプレスでボールを奪い、最後は田澤夢積が豪快な左足で追加点。その後も松木玖生(FC東京内定)や宇野禅斗(町田ゼルビア内定)といったJリーグ入りを決めているタレントにもゴールが生まれるなど、最終的には6-0と圧倒し、前評判の高さに恥じない戦いぶりを見せつけた。
 

過去2年味わってきた決勝での悔しさをバネに、初陣を快勝した青森山田が2日の3回戦で対するのは阪南大高(大阪)。大阪府大会を制した濱田豪監督率いるチームは1回戦で丸岡(福井)相手に3-0で勝利を収めると、2回戦の奈良育英(奈良)戦では大量8ゴールを奪い圧勝した。攻撃力だけでなく守備力も兼ね備え、奈良育英戦では大量得点で試合が決した中でも集中力を切らさず2試合連続クリーンシートを達成した。
 

そんななかでも注目は湘南ベルマーレ入りを内定させているエースの鈴木章斗だ。奈良育英戦で5得点を挙げるなど、2試合で6ゴールの荒稼ぎで、大迫勇也(現ヴィッセル神戸)が鹿児島城西の一員として出場し第87回大会に記録した、1大会最多10得点の更新も視野に入る。両足でのシュートに加えて空中戦の強さ、足元に収めてのドリブルなど万能ストライカーとしての能力を遺憾無く発揮している。
 

そんな大エースを擁する相手に対して青森山田がどのような戦いぶりを見せるのか。初戦で固さがありながらも最終的には強さを見せつけた黒田剛監督率いる百戦錬磨のチームが、大阪府代表のこの難敵相手にも引き続きその強さを維持できれば、3大会ぶりの選手権優勝を狙うなかで迎えた“一つ目の壁”を越え、チーム全体にもさらなる自信と勢いが生まれていくはずだ。
 

メモリアルイヤーでの悲願達成に向けて、ベールを脱いだ青森山田。第100回大会を彩るに相応しい優勝候補の大本命は、阪南大高と対する“第一関門”を突破し、さらなる高みに向けて弾みをつけることができるのか。期待は膨らむばかりだ。