コロナ禍もあり空前のキャンプブームを迎えた2021年。2022年もその熱が収まる気配はなさそうだ。そこで、人気キャンパー4人に「2021年のベストギア」について直撃取材。はたして、キャンパーたちが自信を持っておすすめするギアとは。この年末年…

コロナ禍もあり空前のキャンプブームを迎えた2021年。2022年もその熱が収まる気配はなさそうだ。そこで、人気キャンパー4人に「2021年のベストギア」について直撃取材。はたして、キャンパーたちが自信を持っておすすめするギアとは。この年末年始に、次にゲットするキャンプギアの狙いを定めてみては?

●森風美 さん
RobSnow(ロブスノー)の焚き火台「Rabat(ラバト)」¥28,600


RobSnow

「Rabat」(写真提供=森風美)

森風美 私にとって通算5台目となる焚き火台で、年間50回は使いました。ソロキャンプにぴったりなコンパクトさとはいえ、キャンプ場で手に入る薪(30〜35cmくらい)がそのまま燃やせるサイズ感で、数人で囲むこともできます。組み立ても簡単で、専用の五徳を置けば調理にも使えて、本当に便利なんです!

 デザインの可愛らしさも魅力で、モロッカン柄の透かしになっていて、炎を横から見た時にきれい。薪が燃えやすく、燃焼効率を上げてくれる役割もあります。何かに特化しているわけじゃないけれど、どんなシーンでも使いやすい優等生です。見た目にもこだわりたいな......と思った方の2台目の焚き火台にもぴったりだと思います。

【Profile】
森風美 もり・ふうみ 
年間100日はキャンプ場にいるキャンパー。女性向けアウトドアウェブメディア『なちゅガール』の編集長をはじめ、テレビ・雑誌・イベント出演など幅広い分野でキャンプの魅力を発信。著書に『はじめよう!ソロキャンプ』(山と溪谷社)がある。



森風美さん photo by Murakami Shogo

●こいしゆうか さん
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス)のテント「SHELTER G」¥118,800


MINIMAL WORKS

「SHELTER G」(写真提供=こいしゆうか)

こいしゆうか 大きめで自立型のシェルターを探していてたどりついたのがコレ。一番気に入っている点は、天窓がついていて解放感があるところです。また、軽さもポイントです。同様のサイズのテントやシェルターでは10kg超えが普通ですが、このシェルターは6.4kg。女性の私でもひとりで設営できます。

 地面に生地はありませんが、コットを並べれば快適に寝られます。2〜3人がちょうどいい広さだと思います。前後のドア部分を開放すれば、タープがわりにも使えて雨の日に便利。今年、私はタープとして使って中で友人ともんじゃ焼きを作ったり、テントとして寝たりしました。軽い分、ポールが細いので風の強い日の使用には向きませんが、その点を除けば、用途が幅広くておすすめです。

【Profile】
こいし・ゆうか
イラストレーター・エッセイ漫画家・キャンプコーディネイター。キャンプ関連の著書の発行のほか、ラジオ、テレビ、雑誌などのメディアで活躍。女性目線のキャンプスタイルの提案、オリジナルテント「PANDA」のデザインなども手がける。



こいしゆうかさん

●NGT48・藤崎未夢 さん
キャプテンスタッグの寝袋「フォルス スリーピングバッグ 3」¥20,350


キャプテンスタッグ

「フォルス スリーピングバッグ 3」(写真提供=NGT48)



藤崎未夢 取材で訪れたアウトドアショップの方にいろいろ教わり、はじめて自分で購入した寝袋です。選んだポイントは、私の出身地で、活動拠点でもある新潟発のブランドだということ。他の寝袋に比べて値段が手頃なのも決め手に。......と最初はそんな理由でしたが、実際に使ってみるとすごくいいんです!

 使いやすいオールシーズン対応。冷気の浸入を軽減してくれる仕様で保温力に優れていて、ファスナーを開けると温度調節もしやすくて。夜間に冷え込んだ春や土砂降りの秋のキャンプで使いましたが、すごく快適に過ごせました。中綿がポリエステルだから、お手入れがしやすいのも魅力です。とにかくバランスがいい寝袋で、私のように"ファースト寝袋"にもおすすめです。

【Profile】 
藤崎未夢 ふじさき・みゆ 
NGT48メンバー。新潟県新潟市出身。NGT48の5枚目シングルでセンターを務める。趣味を生かしたキャンパーアイドルとしても活躍。「2022年こそは、ひとりキャンプを実行する!」というのが来年の抱負。



藤崎未夢さん photo by Murakami Shogo

●UKI さん
WAQ(ワック)のソロ用ティピーテント「Alpha TC」¥29,800


WAQ

「Alpha TC」(写真提供=UKI)

UKI ソロキャンプには、これが最強だなと思うテントです。ワンポール型で、とにかく設営がとってもラク。キャノピーなしの場合、風が強くなければ、ペグ打ちは4本だけで済んでしまいます。私は、とにかく設営時間を短くして早くビールを飲みたいタイプなので(笑)。サッと張れるところがいいんです。

 使い方のアレンジがいろいろ楽しめるのも、魅力的。サイドフラップを跳ね上げると前室が開放的になって、ひとりで過ごすならタープなしでも十分です。インナーテントを取り外せばシェルターとしても使えるし、もちろん、インナーテントで普通に寝ることも可能。その時々の気分や状況に合わせ、いろんなパターンで愛用しています。

【Profile】
UKI うき 
アウトドアと旅をこよなく愛するキャンパー。アウトドア好きの家族の影響でキャンプ歴=年齢。釣りやスノーボード、カヤックなど、キャンプ+αで楽しむスタイルがお気に入り。Instagramをはじめ、近ごろYouTubeも始めた注目のインフルエンサー。



UKIさん