米リング誌が年間最高KOを選出、米ファン称賛「受賞にふさわしい」 ボクシング界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」が2021年の年間最高KO賞を発表した。選ばれたのは、6月19日のWBA米大陸スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦。ガブリ…

米リング誌が年間最高KOを選出、米ファン称賛「受賞にふさわしい」

 ボクシング界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」が2021年の年間最高KO賞を発表した。選ばれたのは、6月19日のWBA米大陸スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦。ガブリエル・ロサド(米国)が王者ベクテミル・メリクジェフ(ウズベキスタン)に3回KO勝ちした。当時は動画に対し、「マルケスとパッキャオ思い出した」などと興奮した様子の声が上がっていた。

 決着は突然だった。青と白のトランクスをはいたロサドは、コーナーを背にした。圧力をかけられたが、相手が大振りの左フックを出そうとした時だ。右を顔面にぶち込んで勝負あり。王者は前のめりに失神し、立ち上がることができなかった。

 リング誌公式インスタグラムは、文面に「ザ・リングはガブリエル・ロサドが2021年のKO・オブ・ザ・イヤーを受賞したことを祝福します」と記して投稿。米ファンからは「受賞にふさわしい」「驚くほど素晴らしかった」「このKOは若いボクサー全員に見せるべき」「伝説的だ」「凄いKOだね」と称えている。

 試合当時は米スポーツチャンネル「DAZNボクシング」公式インスタグラムが動画を公開。「マルケスVSパッキャオみたいだ」「パッキャオは思い出しただろうね」「マルケスとパッキャオ思い出した」といったコメントが寄せられていた。マニー・パッキャオ(フィリピン)とフアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の第4戦でも、右カウンターでパッキャオが前のめりにダウン。伝説のシーンに重ね合わせた海外ファンもいたようだ。(THE ANSWER編集部)