福島出身のプロスプリントコーチ「クラブ理念の達成に『スプリント』で貢献を」 サッカーJ3・いわきFCは27日、福島・大熊町出身でサッカー日本代表選手やJリーグ選手をはじめ、多くのプロアスリートに走り方を指導している秋本真吾氏がスプリントコー…

福島出身のプロスプリントコーチ「クラブ理念の達成に『スプリント』で貢献を」

 サッカーJ3・いわきFCは27日、福島・大熊町出身でサッカー日本代表選手やJリーグ選手をはじめ、多くのプロアスリートに走り方を指導している秋本真吾氏がスプリントコーチに就任すると発表した。

 秋本氏は地元・福島出身の39歳。双葉高―国際武道大、国際武道大大学院を経て、2012年まで陸上400メートル障害のプロ選手として活躍。当時の200メートル障害アジア記録を打ち立て、五輪強化指定選手にも選出された。引退後はプロスプリントコーチとして、プロ野球の阪神でスプリントコーチを務めるほか、サッカー日本代表選手やJリーグ選手を数多く指導。年間1万人以上の子どもたちにかけっこ教室も行っている。

 クラブを通じ、秋本氏は「地元、福島県浜通りのJリーグクラブに『走り』を通じて携われること大変光栄に思います。陸上競技を通じて培ってきた、『速く』走る、『効率よく』走る、『正しく』走る、ということをサッカー界に還元できるように全力を尽くします」とコメントした。

 また、「東日本大震災後、いわきFCのこれまで携わってきた方々の歴史を忘れることなく、更なる新しい歴史を積み重ね、『日本のフィジカルスタンダードを変える』というクラブ理念の達成に『スプリント』で貢献させていただきます」とも話した。

 いわきFCはJFLから昇格し、来季Jリーグ初参戦。3月のリーグ開幕戦は鹿児島と対戦する。(THE ANSWER編集部)