“絶望”ワリエワに迫るには何が必要か　17歳トルソワが「全くベストでない」と語る課題

ロシア選手権2位のトルソワ「良くなるよう努めます」

　フィギュアスケートのロシア選手権は25日、ロシア選手権は25日、女子フリーが行われ、15歳カミラ・ワリエワが合計283.48点で優勝した。4回転ジャンプを3本成功させたアレクサンドラ・トルソワが248.65点で2位に。約35点差がついたが、トルソワはワリエワに追いつくために必要なことを現地メディアに問われ「3回転アクセルを練習する必要がある」などと課題をあげている。

　稀代の4回転ジャンパーが魅せた。17際のトルソワは4回転トウループで1度転倒するも、残る3本の4回転ジャンプには成功。ロシアメディア「eurosport.ru」は、速報記事で「すごい！　このような滑りの後は、我に返るのに時間が必要だ」と称えていた。

　それでも「絶望」の異名を持つ15歳ワリエワには及ばなかった。同国メディア「championat.com」は「トルソワがワリエワに追いつくために何をする必要があるかを語った」との見出しで記事を掲載。トルソワのコメントを伝えている。

　今大会の出来については「全体として結果に満足しています。もちろん、より良くSPとフリーを滑りたかったですが。練習して、欧州選手権までに良くなることを期待します」と語ったワリエワ。現地メディアに「カミラ（ワリエワ）に届くために何をするべきか？」と問われ、こう答えている。

コンディション面は「全くベストではありません」

「もし質問がコンディションに関するものであるなら、私は1か月少し前にコンディションが回復し始めました。今、私は全くベストコンディションではありません。まず手始めに、クリーンに滑るよう努力します。滑りやジャンプなどすべてで良くなるよう努めます」

　また3回転アクセルについても「練習する必要があります」と言及。「今、3回転アクセルは不安定だったと言えます。練習でも試合でもミスがありました。シーズンの初めはほとんどミスしていませんでしたが、なぜか試合でうまくいきませんでした。これから練習してうまくいくよう努力します」と課題を挙げていた。

　ワリエワの他にも、シェルバコワやトゥクタミシェワなどハイレベルな選手が揃うロシア。五輪女王を狙うトルソワも、高い目標を持ち続けている。（THE ANSWER編集部）