26日に男子フリー、NHK杯出場の際は衣装のデザインが話題に フィギュアスケートの全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は26日に男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)は逆転優勝を狙う。北京五輪代表選…

26日に男子フリー、NHK杯出場の際は衣装のデザインが話題に

 フィギュアスケートの全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)は26日に男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)は逆転優勝を狙う。北京五輪代表選考を兼ねた日本一決戦は白熱必至だが、演技を引き立てる衣装も注目の一つ。今季フリーで着用しているフリー演目「ボレロ」の衣装は米国のデザイナーも絶賛するものだ。

 右足首の故障を抱えながら果敢に4回転フリップに挑み、SPで101.88点と100点超えの高得点をマークしていた宇野。フリーは「ボレロ」という演目で、逆転での2年ぶり5度目Vを目指す。

 注目すべきは、その衣装。グランプリ(GP)シリーズ第5戦・NHK杯に出場した際には黒を基調とし、ゴールドの装飾を上半身から腰に施したシックで洗練されたデザインだった。

 当時は独自の分析でフィギュアファンに知られる米国のデザイナー、ニック・ベレオス氏は自身のブログで、GPシリーズのフランス杯とNHK杯の男女シングル、アイスダンス、ペア各種目からピックアップして衣装を採点。なかでも宇野に最高得点「9.75」をつけたほど。

「『ボレロ』で着用しているこちらのゴージャスな衣装も、(マシュー)キャロンのデザインです。ブラックとゴールドの組み合わせは、ボレロベストにゴールドで縁どられた装飾、実になめらかなラインとなっており、騎馬闘牛士の雰囲気を感じさせます」

 高評価した上で「非常にモダンかつスタイリッシュでありながら、衣装としてのセンスの良さも十分に持ち合わせています」と絶賛。スケーターはシーズン中に衣装をチェンジすることもあるが、逆転優勝を狙う宇野の装いも注目して損はないだろう。(THE ANSWER編集部)