古巣マリナーズでの凱旋試合を終えたマーリンズ・イチロー外野手の貴重なショットが米国で話題となっている。■マリナーズがグリフィー銅像との2ショット公開 古巣マリナーズでの凱旋試合を終えたマーリンズ・イチロー外野手の貴重なショットが米国で話題と…

古巣マリナーズでの凱旋試合を終えたマーリンズ・イチロー外野手の貴重なショットが米国で話題となっている。

■マリナーズがグリフィー銅像との2ショット公開

 古巣マリナーズでの凱旋試合を終えたマーリンズ・イチロー外野手の貴重なショットが米国で話題となっている。

 マーリンズは19日(日本時間20日)までマリナーズの本拠地セーフコ・フィールドで3連戦を実施。イチローはかつての本拠地で2試合に先発し、最終戦では今季1号を含む4打数2安打と活躍した。マーリンズの1勝2敗で終えた3連戦では、マリナーズ側がイチローの貴重な画像を公開。ファンの間で話題を呼んだ。

 マリナーズが公開したのは今月お披露目されたケン・グリフィーJr氏の銅像とイチローが収まった画像。イチローも尊敬するグリフィー氏は現役時代に史上6位の通算630本塁打を記録。2781安打、打率.284、オールスター通算13度出場、マリナーズ時代の1997年にMVP獲得と圧倒的な実績を誇った。イチローとも2009年、10年にともにプレー。そして昨年、史上最高の得票率となる99.3パーセントで米野球殿堂入りを果たし、セーフコ・フィールドのエントランス付近に銅像が設置された。

 イチローはこのほどその新名所を訪れたようで、球団はSNSでその画像を公開。公式インスタグラムで「誰もが、本当に誰もがケン・グリフィー・ジュニアの銅像を訪れなければいけない」とのメッセージとともに、私服姿のイチローとグリフィー氏の銅像の2ショットを公開すると、ファンからも多くの反応が寄せられた。

■イチローの銅像求める声も、「ジュニアの隣に作るべき」

「不老の男、彼は永遠に野球をするのだろう」
「国宝」
「彼はワインのようだ。年代とともに熟成されていく」
「偉大なイチロー、いつも、永遠に」

 そんなイチローへの敬愛の言葉のみならず、イチローも銅像に相応しいという声も多かった。

「ジュニアの隣にイチローの銅像を作るべき」
「次に銅像化されるべし」
「みんな彼にはスペシャルなことをしなければいけないね」
「彼を取り戻すんだ。マリナーとして引退できるように」

 2001年にオリックスから加入後、マリナーズで数々の栄冠を手にしてきたイチロー。移籍1年目にはMVPと最優秀新人賞をダブル受賞し、10年連続で200本安打、ゴールドグラブ賞受賞、オールスター出場を達成した。首位打者や盗塁王にも輝いたレジェンドの凱旋試合では、マリナーズ側も昨季達成したメジャー3000安打の祝賀セレモニーを催すなど最大の敬意を払い、スタンドから「イチロー・コール」が沸き起こる場面もあった。

 球団のSNSでもイチローに関する情報を発信し続け、「今夜、マーリンズのレジェンドが凱旋する」「お帰りなさい、イチロー」などのメッセージが送られた。グリフィー銅像との“2ショット”にもファンから温かい声が寄せられており、シアトルでいまだ変わらぬ愛情を注がれている様子。50歳まで現役続行を掲げる安打製造機はいつの日かセーフコ・フィールドに銅像が設置され、永遠に称えられる日が来るのかもしれない。