■富山…

■富山グラウジーズ vs 群馬クレインサンダーズ(@富山市総合体育館)

第1戦:12月25日18時5分 第2戦:12月26日13時5分

 徐々に本来の姿を取り戻してきていた富山グラウジーズも、前節は名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連敗。前半の16点ビハインドを追いかけた第1戦は第3クォーターに31得点を挙げて2点差に迫り、第4クォーター中盤に一度は追いつくものの逆転には至らず、5点差で敗戦。第2戦はすべてのクォーターでリードを許し、特に後半は55失点で最終的には26点差をつけられた。12月のホームゲームは前々節の1試合と今節の2試合のみだが、前々節の勝利でホームでは4連勝中。ブースターの期待も高まっているだろう。

 12月を4連勝でスタートさせた群馬クレインサンダーズは、その後3連敗で再び黒星が先行。前節の秋田ノーザンハピネッツ戦はトレイ・ジョーンズに加えてジャスティン・キーナンも欠場を強いられ、第2戦ではカイル・バローンまでもが欠場して外国籍選手抜きで戦わなければならなかった。山崎稜が2戦とも2ケタ得点を挙げ、第2戦で今シーズン初めてスターター起用された野本建吾も奮闘したが、不利を覆すことはできず。キーナンは復帰に1カ月程度を要する見込みで、当面はマイケル・パーカーの負担をいかに減らすかが課題となる。

 逆に富山は、高さのアドバンテージを生かしたいところだ。今シーズンは20得点以上が2度しかないジョシュア・スミスも、今節はそのパワーを遺憾なく発揮するチャンス。スミスがインサイドを支配すれば、チームも再び上昇ムードに乗るに違いない。

文=吉川哲彦

■ロスター

・富山(HC:浜口炎)

小野龍猛

山口祐希

飴谷由毅

ブライス・ジョンソン

阿部友和

水戸健史

上澤俊喜

宇都直輝

松井啓十郎

ドワイト・ラモス

ジュリアン・マブンガ

晴山ケビン

ジョシュア・スミス

・群馬(HC:トーマス・ウィスマン)

マイケル・パーカー

トレイ・ジョーンズ

五十嵐圭

杉本天昇

野本建吾

オンドレイ・バルヴィン ※インジュアリーリスト

笠井康平

菅原暉

アキ・チェンバース

上江田勇樹

山崎稜

カイル・バローン

ジャスティン・キーナン