【天皇杯 決勝 浦和レッズvs大分トリニータ 2021年12月19日 14:04キックオフ】 別れがフォーカスされやすい…
【天皇杯 決勝 浦和レッズvs大分トリニータ 2021年12月19日 14:04キックオフ】
別れがフォーカスされやすい天皇杯は、チームの未来を見ることができる大会でもある。
天皇杯優勝という終わりはありつつ、試合後にはロドリゲス監督が「ACLに繋がるものとして戦ってきた」と前を見据えたように、新たな始まりや継続でもある。
大学の在籍時期が重なっていなくても出身大学という括りがクラブの中で育まれる関係性とはまた別に存在するように、様々な時間が同時に流れている。2021年の浦和はこれで終わりだが、浦和というチームはこれからも続く。
関根貴大は試合後「終わりでもあり始まりでもあるのかな」と言い、「僕たちの世代がこれから積み上げていく一歩になるし、今まで浦和のために戦ってくれた人たちの最後のタイトルでもあった」と続けた。監督が変わっても、選手が変わっても、浦和レッズというクラブは続く。
関根は「僕たちがやるしかない。先輩たちがどれだけのことをやってきたかというのを見てきたので、自分たちも強いチームを作っていきたい」と決意も語った。関根だけでなく、残る選手の総意でもあるだろう。
■終わりと継続と始まり
関根や柴戸海は新たなリーダーとしての自覚を持ち、伊藤敦樹や小泉佳穂、明本考浩ら1年目の選手たちは主軸として堂々とした姿を見せた。困った時には西川や酒井宏樹らが的確な声で正しい姿勢に導いた。
素晴らしい終わりだけでなく、明るい未来もそこにあった。
ロドリゲス監督は「この1年間は、ここまでの3ヵ年計画でスタイルを変えつつチャンピオンに返り咲くというクラブの目標を達成できた」とも語った。目標は、達成されれば更新される。これもまた、終わりと継続と始まりが同時に存在している。
優勝という最高の形で引き継ぎが行われた浦和がACLに“戻ってきた”。
新たに挑むのではない。戦術やメンバーが変わっても、選手たちは浦和としてアジアを戦ってくれるに違いない。
この日ゴール裏を埋め尽くしたサポーターも、それを楽しみにしている。
■試合結果
浦和レッズ 2-1 大分トリニータ
■得点
6分 江坂任(浦和)
90分 ペレイラ(大分)
90+3分 槙野智章(浦和)