3回目の選手権に挑む絶対守護神「赤い壁」。深紅に染まったユニフォームが作り出す矢板中央の堅守を称した呼び名である。そんな…
3回目の選手権に挑む絶対守護神
「赤い壁」。深紅に染まったユニフォームが作り出す矢板中央の堅守を称した呼び名である。そんな守備陣の最後の砦をとして君臨するのが藤井陽登だ。
藤井は1年時から正GKとして選手権に出場。2年連続で矢板中央のベスト4進出に貢献すると、いずれも大会優秀選手にも選出されている。2大会連続の優秀選手はこの世代では松木玖生(青森山田)と藤井のみであり、名実ともに世代最強GKであることに疑いはない。
コーチング、セービング、ハイボールの処理と全ての能力が一級品な藤井だが、さらに特筆すべきはPK戦での勝負強さだ。選手権では県予選決勝で2度、全国大会で3度のPK戦を経験するも、5戦5勝といずれも藤井の神がかったセーブがチームを勝利へ導いている。PKになれば止めてくれるという守護神への絶大な信頼が、赤い壁の驚異的な集中力と粘りを実現させているのだ。
主将として望む最後の選手権は2度阻まれたベスト4を超えられるか。藤井の活躍なくして矢板中央の悲願達成はない。