決勝まで6試合連続ゴールの離れ技

【スコア】
鹿児島城西 2-3 広島皆実

【得点者】
前半20分 1-0 大迫勇也(鹿児島城西)
前半23分 1-1 金島悠太(広島皆実)
前半33分 1-2 谷本泰基(広島皆実)
後半17分 2-1 野村章悟(鹿児島城西)
後半21分 2-3 金島悠太(広島皆実)

大久保嘉人、平山相太、大前元紀など、高校サッカー選手権において傑出したストライカーたちが大会を盛り上げてきた。1大会における最多得点記録をマークし、大会史に残るゴールハンターとして名を刻んだのが現日本代表FWである大迫勇也である。

第87回大会に鹿児島城西の一員として出場した大迫は、野村章悟とともに得点源を担い、1回戦から準々決勝まで4試合連続2ゴールを奪う荒稼ぎでチームを準決勝に導く。さらに、準決勝の前橋育英(群馬)戦でも1点を加え、平山が第82回でマークした9得点に並ぶ。


決勝の広島皆実(広島)戦の20分、ゴール前でボールを受けた大迫は相手DF3、4人の包囲網に遭うが、強引な仕掛けでシュートコースを作ると左足を振り抜く。これが相手GKを破り先制点となり、6戦連続弾で1大会最多となる10得点目を奪う。

試合はその後シーソーゲームとなり2-2の同点となると、後半に金島悠太がこの日2点目となる決勝ゴールを奪い、勝利した広島皆実が初優勝。「大迫半端ない」という言葉を生んだこの大会でチームとしては準優勝に終わったものの、のちの日本代表ストライカーが見せつけたインパクトは絶大なものであった。