天皇杯・準決勝 浦和レッズー大分トリニータ 12月19日(日)|14:00 新国立競技場【決勝のみどころ】 天皇杯もいよ…
天皇杯・準決勝 浦和レッズー大分トリニータ
12月19日(日)|14:00 新国立競技場
【決勝のみどころ】
天皇杯もいよいよ決勝戦。今シーズンのラストを飾る一戦となる。決勝に駒を進めたのは、浦和レッズと大分トリニータ。3年ぶりに決勝に挑む浦和と、初の決勝進出となった大分が顔を合わせる。
浦和は準決勝でC大阪を相手に主導権を握り、2-0で完封。難なく突破した印象だが、リカルド・ロドリゲス監督や選手たちに慢心はなく、決勝に向けて気を引き締める。来季のACL出場権を獲得し、今季を最後に退団するベテラン選手たちと有終の美を飾りたい。
一方の大分は、準決勝でリーグ覇者の川崎と激闘を繰り広げた。90分で決着がつかず、延長戦で先制されながらも追いつき、PK戦を制した。劇的な展開で決勝に駒を進めた勢いを味方に、クラブ初の決勝戦に挑む。退任が決まっている片野坂知宏監督へのはなむけとなるか。
泣いても笑っても、今シーズンを締めくくる大一番。天皇杯を手にするのは果たしてどちらか。
■浦和レッズ
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】なし
【直近5試合結果】
天・準決〇2-0 C大阪
L△0-0 名古屋(A)
L●0-1 清水(H)
L○2-1 横浜(H)
L●0-1 鹿島(A)
【通算対戦成績】
H 15試合・11勝1分 3敗
A 16試合・ 4勝5分 7敗
計 31試合・15勝6分10敗
【直近対戦成績】
2021年 7月10日 J1第22節 ●0-1(A)
2021年 4月25日 J1第11節 〇3-2(H)
2020年10月31日 J1第25節 △0-0(A)
2020年 8月29日 J1第13節 〇2-1(H)
2019年10月18日 J1第29節 ●0-1(H)
【決勝のみどころ】
準決勝のC大阪戦は、退団が決定しているDF宇賀神友弥が先発で起用され、先制ゴールを奪った。相手の決定機はGK西川周作が好セーブで防ぎきると、試合終了間際には途中出場のMF小泉佳穂が個人技でネットを揺らし、2-0で準決勝を突破。優勝した2018年大会以来、3年ぶりに決勝へ駒を進めた。
チームを去るベテラン選手と、今後のチームの核となる若手選手の両者が得点を決めたことで、急速な世代交代が進む昨今の浦和を象徴するかのような一戦となった。しかし、リカルド・ロドリゲス監督や選手たちは、「今日の試合ではうまくいかないこともあった」と、過信はまったくない。来季のACL出場権の獲得を目標に掲げてきた今シーズン、その実現まであと一勝に迫っているなか、より自分たちのスタイルを極めようと改めて気を引き締める。
決勝は大分トリニータとの対戦。実は今シーズンの浦和はホームでもアウェーでも大分に苦しめられている。ホームでは相手に勝ち越されながらもどうにか勝ち切ったが、鬼門と言われるアウェーでは黒星となった。相手は準決勝で劇的な突破を果たしただけに、その勢いにも警戒したい。
天皇杯の優勝経験がある、というのは大きなアドバンテージでもある。現役引退を表明しているMF阿部勇樹など、天皇杯獲得の瞬間を知る選手たちがチームの士気を高めることができれば、この1年をかけて積み重ねてきた力をいかんなく発揮できるだろう。浦和は再びアジアの舞台へ返り咲くことができるか。
■大分トリニータ
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】なし
【直近5試合結果】
天・準決〇1-1(PK:5-4) 川崎
L●1-2 清水(A)
L○2-1 名古屋(H)
L●1-4 川崎(H)
L●0-1 柏(A)
【通算対戦成績】
H 16試合・ 7勝5分 4敗
A 15試合・ 3勝1分11敗
計 31試合・10勝6分15敗
【直近対戦成績】
2021年 7月10日 J1第22節 〇1-0(H)
2021年 4月25日 J1第11節 ●2-3(A)
2020年10月31日 J1第25節 △0-0(H)
2020年 8月29日 J1第13節 ●1-2(A)
2019年10月18日 J1第29節 ○1-0(A)
【決勝のみどころ】
準決勝の川崎戦は、まさにドラマチックだった。リーグ王者に幾度となく脅かされるが、GK高木駿がゴールを割らせず、0-0のまま延長戦に突入。延長後半で先制される苦しい展開になったが、試合終了間際にDFエンリケ・トレヴィザンの値千金のゴールで追いつき、PK戦にまでもつれ込んだ。互いに決めては外しを繰り返したが、7本目でようやく決着。大分がPK戦を5-4で制し、優勝候補の川崎を退けて、決勝進出を果たした。
大分は来季のJ2降格が決まっているものの、クラブとしては初の天皇杯決勝戦となる。また、J3在籍時から6年間指揮を執った片野坂知宏監督は、今シーズンをもって退任することがすでに発表されている。準決勝のPK戦では、片野坂監督が選手たちと一列になって肩を組んで見守り、勝負が決した際には倒れこんで歓喜に浸る姿が印象的だった。クラブの新たな歴史を刻むためにも、チームをJ1まで押し上げた“恩師”を笑顔で送り出すためにも、このタイトルは是が非でも掴みたいところ。
決勝戦は浦和との対決。7月に行われたホーム戦では相手に押し込まれながらも、先制点を守り切り、白星となった。その良いイメージのまま、決勝戦に臨めるか。MF町田也真人は、今シーズンの浦和戦はホームでもアウェーでも得点を挙げているため、この大舞台でもゴールを決められるか注目したい。
リーグ戦を制した川崎を破ったことで、大きな自信も手にしたことだろう。勢いに乗るチームというのは、相手にとっても脅威である。初の天皇杯を手にすることができるか。