インテルは17日、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(29)との契約を双方合意の下、解除したことを発表した。 …

インテルは17日、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(29)との契約を双方合意の下、解除したことを発表した。

インテルは声明にて「ネラッズーリの全ファミリーはクリスティアンの今後の活躍をお祈りしています。インテルとクリスティアンの契約は切れることになりましたが、絆が切れることはありません。クリスティアンと共に勝ち取ったスクデットはインテルの歴史に永遠に残ります」と発表。

エリクセンは今夏行われたユーロ2020のフィンランド代表戦で、試合中に卒倒。意識を失い、ピッチ上で心肺蘇生が行われるなどしたが、無事に一命を取り留め、その後回復した。

エリクセンは手術により心臓発作の再発を防ぐための植え込み型除細動器(ICD)を装着。現在は母国デンマークで家族と共に療養生活を送りながら、2005年から2008年までユースチームに在籍していたオーデンセで個人トレーニングを行っている。

現役続行の意思を持っているエリクセンだが、イタリアではICDを装着したままではプロスポーツは行えない決まりがあり、インテルでのキャリア続行は絶望的な状況となっていた。

そんなエリクセンに対し、インテルは他国のリーグでキャリアを継続させるべく、2024年まで残っていた契約を解除した格好だ。

なお、移籍先としては現在トレーニングを行っているオーデンセや古巣アヤックスへの復帰の可能性が伝えられている。