モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)のシングルス2回戦で、昨年の全仏オープン優勝以来となるクレーコートでの試合を戦…

 モナコ・モンテカルロで開催されている「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」(ATP1000/4月16~23日/賞金総額427万3775ユーロ/クレーコート)のシングルス2回戦で、昨年の全仏オープン優勝以来となるクレーコートでの試合を戦ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)がジル・シモンに6-3 3-6 7-5で勝利をおさめて3回戦に駒を進めた。この試合は2時間半以上かかり、ジョコビッチはかなり苦しめられた。

 肘の故障でおよそ1ヵ月の休養後、4月上旬のデビスカップ「セルビア対スペイン」(室内ハードコート)戦で復帰して一試合をプレーしたジョコビッチだが、ツアー復帰戦となるこの試合ではややさびついているように見え、多くのアンフォーストエラーをおかした。

 シモンは第3セットでフォアハンドのダウン・ザ・ラインを決めて5-4とリードしたが、ジョコビッチは続く3ゲームを取って勝利をものにした。最後のポイントはシモンのフォアハンドのアウトだった。

 そのほかこの日行われた2回戦では、予選勝者のアドリアン・マナリノ(フランス)が第7シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6-7(3) 6-2 6-3で破る番狂わせを演じた。

 第10シードのダビド・ゴファンはクレー巧者のニコラス・アルマグロ(スペイン)を7-5 6-1で下し、第16シードのパブロ・クエバス(ウルグアイ)はジョアン・ソウザ(ポルトガル)を6-3 6-3で退け、それぞれ3回戦に進んでいる。

 この日は1回戦も行われ、第11シードのルカ・プイユ(フランス)がライアン・ハリソン(アメリカ)を6-2 6-4で下して2回戦に進出した。

 先週、モロッコ・マラケシュ(ATP250)でツアー初優勝を飾ったボルナ・チョリッチ(クロアチア)はジェレミー・シャルディ(フランス)に6-7(3) 3-6 6-3で敗れた。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)は予選勝者のヤンレナード・ストルフ(ドイツ)に敗れた。

 また、39歳とドローの中で最年長のベテランであるトミー・ハース(ドイツ)はブノワ・ペール(フランス)を6-2 6-3で倒し、第9シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が待つ2回戦へと駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)