2022年の年明け直後から行われる男子の国別団体戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハード…
2022年の年明け直後から行われる男子の国別団体戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)。16ヶ国が参戦する今大会で、前回王者のロシアは初戦からきついスケジュールになりそうだ。各国のグループステージの試合予定をATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。【関連記事】ジョコビッチやズベレフ、ティームも出場!「ATPカップ」各国メンバーが明らかに
今大会では、4ヶ国ずつ4グループに分かれて総当たり戦を行い、各組1位の4チームが準決勝へ進出する。それぞれの対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の計3試合で行われ、2勝した方が勝利。先に行われるシングルス2試合で勝敗がついたとしてもダブルスは開催されるが、決勝ではシングルス終了時点で優勝国が決まれば、ダブルスは行われない。
イタリア、オーストリア、オーストラリアと同じグループBに入ったロシアは、グループステージ1戦目でオーストリアと対戦。オーストリアは先日の「デビスカップ」には出場していなかった元世界ランキング3位のドミニク・ティームが復帰予定で、ダニール・メドベージェフ率いる王者はいきなり厳しい戦いを強いられるかもしれない。そして3戦目では、前回の決勝カードであるロシア対イタリアが実現する。
一方、世界王者ノバク・ジョコビッチ擁する2020年覇者セルビアの初戦の相手はノルウェー。「Nitto ATPファイナルズ」で対戦したジョコビッチとキャスパー・ルードが再び顔を合わせることになる。グループAのセルビアはその後チリ、最後はスペインと対戦するが、後者はラファエル・ナダルの不在をどれだけ埋められるかが鍵を握る。
グループCでは、「デビスカップ」ベスト4を成し遂げたのとほぼ同じ顔ぶれにアレクサンダー・ズベレフを加えたドイツが頭一つ抜け出すか。ただし同居するのはイギリス、カナダ、アメリカといずれも実力国。特にカナダは「デビスカップ」には出場していなかった二人、フェリックス・オジェ アリアシム、デニス・シャポバロフが戻ってきたことで要注意だ。
グループDでは、ギリシャとポーランドのテニス人気をそれぞれ牽引するステファノス・チチパスとフベルト・フルカチュが対戦する1戦目の結果が、グループの行方を大きく左右するはず。また、2戦目でギリシャ、3戦目でポーランドと当たるアルゼンチンの存在も見逃せない。
<グループステージ>
1月1日(土)
チリ対スペイン(グループA)
アルゼンチン対ジョージア(グループD)
セルビア対ノルウェー(グループA)
ギリシャ対ポーランド(グループD)
1月2日(日)
ロシア対オーストリア(グループB)
カナダ対アメリカ(グループC)
イタリア対オーストラリア(グループB)
ドイツ対イギリス(グループC)
1月3日(月)
ポーランド対ジョージア(グループD)
ノルウェー対スペイン(グループA)
ギリシャ対アルゼンチン(グループD)
セルビア対チリ(グループA)
1月4日(火)
ドイツ対アメリカ(グループC)
イタリア対オーストリア(グループB)
カナダ対イギリス(グループC)
ロシア対オーストラリア(グループB)
1月5日(水)
ノルウェー対チリ(グループA)
ポーランド対アルゼンチン(グループD)
セルビア対スペイン(グループA)
ギリシャ対ジョージア(グループD)
1月6日(木)
ロシア対イタリア(グループB)
イギリス対アメリカ(グループC)
オーストリア対オーストラリア(グループB)
ドイツ対カナダ(グループC)
<決勝トーナメント>
1月7日(金)
準決勝①(グループAの1位対グループDの1位)
1月8日(土)
準決勝②(グループBの1位対グループCの1位)
1月9日(日)
決勝(準決勝①の勝者対準決勝②の勝者)
(テニスデイリー編集部)
※写真は「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」でのメドベージェフ
(Photo by Oscar J. Barroso/Europa Press via Getty Images)