女優の平手友梨奈(20)が新人女性騎手役、俳優の中村蒼(30)が調教師役として出演する、NHK土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』が今週末18日から2夜にわたって放送される。『風の向こうへ駆け抜けろ』は、古内一絵の小説を原作とする作品。…
女優の平手友梨奈(20)が新人女性騎手役、俳優の中村蒼(30)が調教師役として出演する、NHK土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』が今週末18日から2夜にわたって放送される。
『風の向こうへ駆け抜けろ』は、古内一絵の小説を原作とする作品。地方競馬、鈴田競馬場にある廃業寸前の緑川厩舎を舞台に、平手友梨奈演じる新人女性騎手・芦原瑞穂と、中村蒼演じる調教師・緑川光司らが中央競馬のGI・桜花賞に挑む物語となっている。
撮影はすでに終了しており、初のドラマ主演を務めた平手が「他の現場では、なかなかできない経験でした」と振り返ると、中村は「厩舎メンバーは、個性豊かな方々が多く、とても楽しく撮影できました」と続いてコメント。
新人女性騎手を演じた平手は「芦原瑞穂という騎手は、幼い頃から馬と暮らしてきたので、自分も常に馬と触れ合い、側にいてあげました。
競馬自体、全く知らなかったのですが、この作品をきっかけに、たくさん学びがありましたし、ジョッキーの方の苦労を少しでも味わえたのかなと思います」と役柄を振り返るとともに、ホースマンの大変さについて関心を寄せていた。
調教師を演じた中村は「緑川光司という調教師は、一度夢を諦め、時間がただ過ぎていくのを待っていた人間でしたが、芦原瑞穂に影響され、新たな自分を見つけ、再生していく人間なので、成長していく姿を意識しながら演じました」と話した。
また中村は、自身の競馬に対する印象の変化について「競馬は、ギャンブルというイメージが強かったのですが、この作品に出演することで、騎手の方はもちろん、馬を管理する厩務員や調教師など色々な人たちが関わって、一つのレースができていると知り、見方がとても変わりました」と語った。
共演中の出来事については、中村が「瑞穂が何回も馬に振り落とされて、なんとか騎乗できるシーンがあったのですが、目の前でだんだん平手さんが泥んこになっていくのを見て、少し心配になった事もありました」と撮影シーンを回顧。
これに対し平手は「私は全然怖くはなかったです。お馬さんと一緒にいる方が安心してました」などと話し、取材会では二人の仲が良い様子がうかがえた。
【NHK土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』】
◆放送日程
前編:2021年12月18日 21:00〜22:13
後編:2021年12月25日 21:00〜22:13
◆原作
『風の向こうへ駆け抜けろ』古内一絵
◆出演
平手友梨奈、中村蒼ほか
(取材、構成:netkeiba編集部)