14年に朝日杯FSが中山から阪神にコースが変更されたのと同時に、2歳の大レースとしてもうひとつホープフルSが用意され…

 14年に朝日杯FSが中山から阪神にコースが変更されたのと同時に、2歳の大レースとしてもうひとつホープフルSが用意され、17年からはGIに昇格。これによって、マイル指向の馬は朝日杯FS、中距離指向の馬はホープフルSと棲み分けがなされるようになった。

1.前走マイル以下の馬が中心

 阪神開催になった14年以降で、今回距離短縮となる馬は[1-1-0-19]で複勝率9.5%しかない。対して、前走もマイルだった馬は[5-4-4-33]で複勝率28.3%、今回距離延長となる馬は[1-2-3-42]で複勝率12.5%。

2.前走1着馬が強い

 前走で負けていることはそれだけで割り引き材料になる。阪神開催になった14年以降の過去7回は、すべて前走1着だった馬が勝利していて、2着も4頭、3着も5頭が前走1着馬だった。

3.多頭数経験

 過去7回で、前走の頭数が8頭以下だった馬は複勝率10.5%、9〜11頭だった馬は複勝率14.9%、12〜14頭だった馬は複勝率20.0%、15頭以上だった馬は複勝率31.6%。今回が多頭数であることも関係してか、多頭数を経てきた馬の成績が良い。

 トゥードジボンは2走前に大敗を喫しているが、出遅れてリズムを崩したことが敗因としてあり結果は参考外で良さそう。それ以外の2戦では、新馬戦でセリフォスの3着、前走未勝利で決して楽ではないペースで逃げて押し切りと上々の走り。既に上のクラスを走っている馬にも引けを取らない能力はありそうで、人気薄なら狙いたい。