全米女王であり世界ランキング19位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が新型コロナウイルスに感染し、「ムバダラ・ワールド・テニ…
全米女王であり世界ランキング19位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が新型コロナウイルスに感染し、「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」(UAE・アブダビ/12月16日~12月18日/ハードコート)を欠場することになった。英スポーツメディア Sky Sportsなど複数のメディアが報じている。【関連記事】ナダルやティーム出場のアブダビ大会にマレーやラドゥカヌも参加、ドローが発表に
元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)やラファエル・ナダル(スペイン)とともに同大会に参加予定だった19歳のラドゥカヌはすでにアブダビに到着しており、現地16日に行われる試合で「東京オリンピック」の女子シングルスで金メダルに輝いた世界23位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する予定となっていた。ラドゥカヌは声明を通じて「ここアブダビのファンのみなさんの前でプレーすることをとても楽しみにしていたけど、残念ながら新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たため、その機会は次回までお預けになってしまったの。今はルール通りに隔離生活を送っていて、すぐにコートに戻れることを願っているわ」とコメント。
大会関係者も声明を出しているが、ラドゥカヌが発表した以上のことには触れておらず、症状や感染したのが新たな変異ウイルス「オミクロン株」なのかといった詳細は明かされていない。大会側は、女子の試合を予定通り行うためにベンチッチと対戦する選手を探しているという。
11月の「WTA250 リンツ」を最後にシーズンを終えたラドゥカヌは、その直後に新しいコーチがトーベン・ベルツ(ドイツ)であることを発表。アンジェリック・ケルバー(ドイツ)を世界女王にまで育てたことでも知られるベルツは、今大会でラドゥカヌのコーチとしてデビューするはずだった。
感染を発表した同じ日にラドゥカヌは、主にイギリス人選手を対象とした英BBCの「年間スポーツ選手賞」にノミネートされている。もしラドゥカヌが受賞すれば、女子テニス選手としては1977年の「ウィンブルドン」を制したバージニア・ウェイド以来となる。ほかの候補者は、「東京オリンビック」の男子シンクロナイズド10m高飛び込みで金メダルに輝いたトーマス・デーリー、WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー、「東京オリンピック」の男子100m平泳ぎと混合400mメドレーリレーで金メダルを獲得したアダム・ピーティ、イングランド代表の「欧州選手権」準優勝に貢献したマンチェスター・シティ所属のサッカー選手ラヒーム・スターリング、「東京パラリンピック」の自転車女子個人ロードレースで優勝して同国最多となる17個目の金メダルを手にしたサラ・ストーリー。
ラドゥカヌはもともと、クリスマス明けにはオーストラリアに向かい、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)とその前哨戦となる「WTA250 メルボルン」(オーストラリア・メルボルン/1月4日~1月9日/ハードコート)に出場する予定だった。今回の感染が、全米女王として迎える初めてのシーズン開幕に影響を及ぼさないことを願いたい。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「WTA250 ノッティンガム」でのラドゥカヌ
(Photo by George Wood/Getty Images)