2021年シーズン終了を受け、選手やコーチを称えるWTA(女子テニス協会)恒例のアワードの受賞者が発表された。WTA公式…

2021年シーズン終了を受け、選手やコーチを称えるWTA(女子テニス協会)恒例のアワードの受賞者が発表された。WTA公式ウェブサイトが伝えている。【実際の投稿】WTAアワード受賞者(ラドゥカヌ&スアレス ナバロ)【実際の投稿】WTAアワード受賞者(チェコペア&バーティ)【実際の投稿】WTAアワード受賞者(マルチネス)

「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー賞」はアシュリー・バーティ(オーストラリア)。「ウィンブルドン」初優勝など5つのタイトルを獲得し、年間を通して世界ランキング1位の座を守った彼女が、大坂なおみ(日本/日清食品)、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)とほかのグランドスラム女王も抑えて、2019年に続いて2度目の受賞。

青山修子(日本/近藤乳業)/柴原瑛菜(日本・橋本総業ホールディングス)ペアがノミネートされていた「ダブルスチーム・オブ・ザ・イヤー賞」も、受賞経験者が再度手にすることに。「東京オリンピック」で金メダル、さらに「全仏オープン」や「アクロンWTAファイナルズ・グアダラハラ」を含めて5度の優勝を達成したクレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)ペアが、2018年以来2度目の栄冠。シニアコバはダブルス世界1位でシーズンを終えた。

そしてクレイチコバは「最も上達した選手賞」も受賞。「全仏オープン」でシングルスとダブルスの2冠を達成し、前述の女子ダブルスのほか、「全豪オープン」混合ダブルスで3連覇。シングルスでは45勝をあげてキャリア初タイトルも含めて3度の優勝を果たし、11月にはキャリアハイの世界3位を記録。女子ダブルスでは40勝で5つのタイトルを獲得、1位のシニアコバに僅差の2位でシーズンを終えている。

「ニューカマー賞」は19歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)。「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー賞」は逃したものの、世界150位で参戦した「全米オープン」で予選から10連勝、しかも1セットも落とすことなくグランドスラム初優勝というシンデレラストーリーを実現させた。

「カムバック賞」は前評判通り、カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)が受賞。もともと2020年に現役を引退するつもりだったが、コロナ禍に加えてがんにも見舞われた彼女は、懸命に闘って病を治しコートに復帰。グランドスラムや「東京オリンピック」「ビリー・ジーン・キング・カップ」といった代表戦にも積極的に参加し、2021年シーズンをもって現役に幕を下ろした。そんなスアレス ナバロには「Karen Krantzcke スポーツマンシップ賞」も贈られている。

また、2018年から新設された「コーチ・オブ・ザ・イヤー賞」は、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)のコーチであるコンチタ・マルチネス(スペイン)の手に。過去3年はいずれもグランドスラム初優勝を果たした選手のコーチが受賞する流れになっていたが、すでにグランドスラムで2度優勝しているムグルッサの今年のグランドスラムでの最高成績は「全豪オープン」と「全米オープン」の4回戦進出 。だが、2017年の「ウィンブルドン」優勝、世界1位に導いたマルチネスと2020年から再び組み、今季はツアーで5度決勝に進出。うち「アクロンWTAファイナルズ・グアダラハラ」など3つで優勝し、昨年の世界15位から世界3位でシーズンを終えたことが高く評価されたようだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」の優勝トロフィーを抱えたラドゥカヌ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)