14日ダブル世界戦の前日計量、谷口はリミットでパス ボクシングのWBO世界ミニマム級(47.6キロ以下)タイトルマッチ12回戦が14日、東京・両国国技館で行われる。13日は神奈川・横浜市内のホテルで前日計量が行われ、3度目の防衛戦に臨む王者…

14日ダブル世界戦の前日計量、谷口はリミットでパス

 ボクシングのWBO世界ミニマム級(47.6キロ以下)タイトルマッチ12回戦が14日、東京・両国国技館で行われる。13日は神奈川・横浜市内のホテルで前日計量が行われ、3度目の防衛戦に臨む王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)が47.5キロ、挑戦者の同級1位・谷口将隆(ワタナベ)47.6キロでリミットでパスした。戦績はメンデスが16勝(6KO)1敗、谷口が14勝(9KO)3敗。谷口は19年2月以来2度目の世界挑戦となる。

 計量をクリアし、両手で握り拳を作った谷口。その後のフェイスオフでは、王者メンデスからプエルトリコの国旗を手渡され、カメラに紹介するようにポーズをとった。珍しいシーンに会場は笑いに包まれ、和やかな雰囲気で対面を終えた。

 その後の会見で谷口は「前回は挑戦者らしく戦えなかったという自覚がある。明日は挑戦者らしく、メンデス選手と戦えるようにしたい」と落ち着いた口調で語った。19年の世界挑戦では、当時のWBO同級王者ビック・サルダール(フィリピン)に0-3の判定負け。今回は違った姿を見せると誓う。

 井上尚弥(大橋)が登場するWBAスーパー&IBF世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチとともに行われるダブル世界戦。メンデスは「105ポンドの世界王者として、王者たる試合をしたい」と語ったが、谷口も「しっかり勝ち、新しい世界チャンピオンが誕生するところを見てほしい」とよどみなく言い切った。(THE ANSWER編集部)