7回にコミーにダウンを奪った後のシーンに注目が集まる ボクシングの元3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が11日(日本時間12日)、WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定12回戦でIBF世界同級4位リチャード・コ…

7回にコミーにダウンを奪った後のシーンに注目が集まる

 ボクシングの元3団体ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が11日(日本時間12日)、WBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定12回戦でIBF世界同級4位リチャード・コミー(豪州)に3-0で判定勝ちを収めた。試合中にロマチェンコが相手陣営に試合を止めたらどうかと叫んだと米メディアが指摘。実際の映像を公開すると、米ファンからは「心配していたんだと思う」「リスペクトがない」などと様々な声が集まった。

 7回だった。ロマチェンコの猛打にコミーはロープ際に追い込まれ、防戦一方。そして、強烈な左フックを食らうとダウンした。しかし、カウント8でコミーが立ち上がり、試合再開。すると、後ろに下がっていたロマチェンコが相手陣営に向け、身振りも交えながら何かを叫んでいた。

 英スポーツメディア「スポーツバイブル」がこのシーンに注目した。記事では「ロマチェンコが相手陣営に向かって試合を止めたらどうだと叫ぶ驚くべき光景があった」と指摘。米メディア「バーストゥール・スポーツ」公式ツイッターも実際の映像を公開した。

 米ファンからは「面白い」「相手をこれ以上傷つけたくはなかったのかな」「相手へのリスペクトがない」「これが俺が知っているロマチェンコ」「最高だ」「ロマチェンコってやつは」「相手のことを心配していたんだと思う」などと賛否両論のコメントが集まった。

 コミーも粘り、試合は12回まで行われたが、3-0でロマチェンコが大差の判定勝ちを収めた。昨年10月にテオフィモ・ロペス(米国)に敗れたが、そこから2連勝。試合後には11月にロペスに勝利したジョージ・カンボソス・ジュニア(豪州)への対戦熱望を口にしていた。(THE ANSWER編集部)