背負い続けた期待とともに「三度目の正直」へ過去2回、同じ舞台で悔しい思いをした男が帰ってくる。松木玖生。今やその名を知ら…

背負い続けた期待とともに「三度目の正直」へ

過去2回、同じ舞台で悔しい思いをした男が帰ってくる。松木玖生。今やその名を知らぬサッカーファンはいない、正真正銘の怪物だ。

青森山田中学から高校へ内部進学すると、1年から“7番”を背負いレギュラーに定着。青森山田の背番号7は「次期エース」の象徴であり、かつては柴崎岳、髙橋壱晟、郷家友太、檀崎竜孔、武田英寿ら錚々たるOBも託されてきた。その期待に松木は応える。球際の強さやテクニックは1年時からチーム随一。2019年の高円宮杯ファイナルでは、チームを勝利に導く決勝ゴールを奪い、その名を全国に轟かせた。

しかし、選手権では2年連続で決勝戦まで進出するも、あと一歩優勝には届かなかった。各世代別の日本代表に選出されるなど、実績も十分。今年は夏のインターハイも制し、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTでも優勝。二冠を達成し、三度目の正直へ「機は熟した」と言って間違いない。

「忘れ物を取りに行く」ーー。V25を達成した青森県大会後、静かにそう語った男が高校最後の大舞台に挑む。