【ラ・リーガ レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード 2021年12月12日(日本時間29:00キックオフ)】 …
【ラ・リーガ レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード 2021年12月12日(日本時間29:00キックオフ)】
好調ぶりを見せている左ウイングのヴィニシウス・ジュニオールと、フィジカルとスピードのみならずボール不保持時に賢い動きを見せるサイドバックのフェルラン・メンディとで構成している左サイドは、レアルのストロングポイントだ。
アトレチコは、厄介極まりないそこへの対策として右サイドバックにマルコス・ジョレンテを選択。押し込まれた時にはジョレンテが大外のままの5バックとなり、さらにその最終ラインと中盤が約10メートルの中に存在する形で密な守備を見せることで攻撃の形を作らせないことを狙った。
ジョレンテとヴィニシウス、ジョレンテとメンディという局面の対決は、序盤から双方ともに守備で相手を上回るという激しい鍔迫り合いを繰り返す。
すると、14分にレアルが変化をつける。
メンディがインサイドを上がると、センターフォワードのカリム・ベンゼマが左サイドに流れてボールを引き出し、ペナルティエリアの横から最終ラインと対峙した。
ヴィニシウスとメンディが直接勝負してくるわけではない左サイドの動き方でアトレチコを惑わせようとするが、ここでベンゼマと対峙したのはジョレンテではなくアンヘル・コレア。アトレチコは当たり前のように変化に対応し、対策が綿密なものであることを感じさせた。
■ミスから試合が大きく動く
ところが、ミスから試合が動く。
センターサークルでコケが出しどころを探すが、出した縦パスをルカ・モドリッチにカットされる。一気に攻撃に転じたレアルは、ボールをカゼミーロ、ベンゼマと中央で収め、ベンゼマはダイレクトで右ウイングのマルコ・アセンシオへ。アセンシオが時間をかけずにツータッチで縦に出すと、そこに走っていたのは左ウイングのはずのヴィニシウス。深い位置からダイレクトでマイナスのボールを上げると、ペナルティエリア中央に走り込んだベンゼマがダイレクトで決め切った。
ジョレンテは、24分、29分とボールを持つヴィニシウスに対して完勝し、34分には相手陣内深くで攻撃側としてもヴィニシウスを上回ってみせた。ディエゴ・シメオネ監督が用意したレアル対策は見事に機能しただけに、コケの縦パスは痛恨のプレーとなってしまった。
レアルはハーフタイムにベンゼマを下げてルカ・ヨビッチを投入。アトレチコもアントワーヌ・グリーズマンを下げてジョアン・フェリックス、ヤニック・カラスコを下げてトマ・レマル、という交代を見せる。