14日に防衛戦が控える井上「まずは明後日の試合に集中」 ボクシングのWBC世界バンタム級王座統一戦12回戦は11日(日本時間12日)、米カリフォルニア州カーソンで行われ、正規王者ノニト・ドネアが暫定王者レイマート・ガバリョ(ともにフィリピン…

14日に防衛戦が控える井上「まずは明後日の試合に集中」

 ボクシングのWBC世界バンタム級王座統一戦12回戦は11日(日本時間12日)、米カリフォルニア州カーソンで行われ、正規王者ノニト・ドネアが暫定王者レイマート・ガバリョ(ともにフィリピン)に4回途中KO勝ち。無敗の25歳を左ボディーで沈める衝撃の決着となった。初防衛とともに団体内統一を果たし、WBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)との再戦に前進した。

 モンスターも期待が膨らむ決着だ。ドネアは4回終了間際に接近戦から左レバーショットを打ち込み、ガバリョは悶絶。衝撃のKO決着となった。14日にWBA10位・IBF5位のアラン・ディパエン(タイ)との防衛戦(東京・両国国技館)を迎える井上は試合後ほどなくツイッターを更新。「期待が膨らむドネア2 まずは明後日の試合に集中 ドネア2は必ず実現させる」。防衛を果たした上での再戦に意気込みを見せた。

 井上とドネアは2019年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で対戦。フルラウンドの死闘の末に井上が判定勝ちし、WBAスーパーとIBFの2団体統一王者となった。一方、ドネアは今年5月のノルディ・ウーバーリ(フランス)にKO勝ちでWBCのタイトルを奪取。かねてから井上との再戦を希望しており、この日の試合後もリング上から統一戦への想いを語っていた。(THE ANSWER編集部)