11日、中山競馬場で行われた師走S(3歳上・L・ダ1800m)は、大逃げから離れた馬群の前でレースを進めた野中悠太郎…

 11日、中山競馬場で行われた師走S(3歳上・L・ダ1800m)は、大逃げから離れた馬群の前でレースを進めた野中悠太郎騎手騎乗の9番人気バレッティ(セ7、美浦・久保田貴士厩舎)が、直線でしぶとく先頭に迫ると、先に抜け出していた13番人気ハギノアトラス(牡5、栗東・鮫島一歩厩舎)との追い比べを制して、これに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分51秒0(稍重)。

 さらに1.3/4馬身差の3着に4番人気デュードヴァン(牡4、美浦・加藤征弘厩舎)が入った。なお、2番人気レピアーウィット(牡6、美浦・堀宣行厩舎)は6着、1番人気メイショウムラクモ(牡3、美浦・和田勇介厩舎)は10着、3番人気アメリカンシード(牡4、栗東・藤岡健一厩舎)は13着に終わり、3連単128万9930円を付ける波乱となった。

 勝ったバレッティは、父キングカメハメハ、母ザレマ、その父ダンスインザダークという血統。野中悠太郎騎手との初コンビで前走15着から変わり身を見せ、2年2か月ぶりの勝ち星を飾った。通算成績はこれで30戦6勝。