今回は、「1番ホールを無駄にしない考え方」をテーマに書いていきます。これが出来るのと出来ないのではスコアは天と地程に変わります。【関連記事】ゴルフラウンド中にやってしまうNG行動4選!スコアに直結するので今すぐ止めよう1番ホールはその日の…
今回は、「1番ホールを無駄にしない考え方」をテーマに書いていきます。
これが出来るのと出来ないのではスコアは天と地程に変わります。
【関連記事】ゴルフラウンド中にやってしまうNG行動4選!スコアに直結するので今すぐ止めよう
1番ホールはその日の「情報」の倉庫
「1番ホールを制する者はゲームを制す」と大風呂敷を拡げても良いと思う程、1番ホールは大切です。
なぜなら1番ホールは情報の倉庫。ここでその日の自分の具合、調子を理解できればその後の17ホールを上手くゲーム展開できるからです。
・スッとアドレスに入れるか?
・気持は穏やかか?
・体のキレはどうか?
・距離感は合っているか?
ここで自身の状態を把握する。もし仮に絶好調なら、攻めのゴルフプランを描いても良いし、逆に調子が悪ければ守りのゴルフを狙っても良い。
大叩きしないプロはこの1番ホールでの情報を大切にします。だから大叩きしない。
調子が悪い状態でイケイケの「攻めのゴルフ」なんてしたらどうなるか?
調子が良いのに「守りのゴルフ」をしていたらベストスコアなんて出ません。
自分の状態を逐一把握し、そしてそれを忘れずにゲーム展開する。その為には1番ホールは極めて大切です。
球が曲がるのか曲がらないのか?曲がるならどっちの傾向が強いのか
ここからは具体例を挙げていきます。
まずは朝一のティーショット。打球はどんな状態かです。
持ち球が出たのか?または逆球だったのか?
曲がったのならどの程度曲がったのか?球の高低は?
そこで本日のティーショットの情報をゲットできる訳です。持ち球でイメージした通りの曲がり幅なら、「探り探りで打ったティーショットはそのままで良い!」という証。
次のホールも全く同じスイング、リズムと軌道で行きましょう。
反対に逆球が出たのなら何かおかしい。1番ホールだから捕まえに行き過ぎたのか、または体の捻転が浅かったのか?セカンド地点に行く際に、忘れないよう今のティーショットを思い出し、2番ホールへ繋げましょう。
アプローチの距離感も把握できる
情報はスイングだけでは当然ありません。自分の持つ距離感の合う合わないも測れます。
仮にセカンドショットがグリーンに乗らず、30ヤードのアプローチを残したとします。この「満振りできないアプローチの距離感」こそ重要です。
ラウンドしていて、なぜかアプローチが絶妙でパーを拾う展開を経験した事はありませんか?こんな時は大抵アプローチの距離感が合っているんですよね。
30ヤードのアプローチを打って見る。すると15ヤード程しか飛ばなかった。
すると、今日は「短めの距離感で打ってしまう日」という認定ができます。
以降は気持強めに打つ事で距離感が合うようになります。これも第一手目で状態を知れたからこそです。
2ホール目以降、同じような状況のショットがあったとして、そこでショートしては参考が生きていない事になります。
このアプローチの距離感はパターでも言えますね。
練習場では分からない「本番の自分」を知って対策をする
朝一の練習でも本日の自分を知る事はできます。ゴルフは本当に一日一日調子が変わるスポーツです。
たとえば少し体が重いだけでスイングは変わるし、お腹を下していてもショットに微妙な変化が出る。なので本当にその日次第なんです。
朝一の練習で自分の調子を知る事は出来ますが、これも結局コースに出ると変わるんです。コースの地形や本番というプレッシャーでメンタルに変化が起きる。だからやっぱり1番ホールの情報が大切となります。
練習グリーンではガンガン打てたのに、実際のコースではショートばかり。これもやはり練習グリーンと本番のグリーンでの差です。
対応が遅い人程スコアが崩れる
結局ゴルフは「対応力」が全てです。
僕だって1番ホールだけでは全ての情報は吸収できず、後半になるまで得た情報を活かせない事も多々あります。
ゴルフは環境も変化します。気温が上がったり風が吹いたり、疲労が溜まったりと得た情報も刻一刻と変化していく。
だからこそ対応が速い人はスコアが崩れず、反対に対応が遅い人はスコアが崩れて行く。
とにかく自分の傾向を知り、そして1ホールでも速く対応する。ここがスコアを出すのに重要な部分だと思います。
まとめ・1番ホールの情報をとにかく大切に!
という事で、「1番ホールで得た情報を忘れずに、次のホールへ活かそう!」という話でした。
お気づきかも知れませんが、つまり1番ホールは情報を知る為のホールなので、スコアが良くなくても気にする必要はないと思っています。
繰り返しますが、重要なのは次のホール。次のホールが本当に大事。
1番ホールの情報が活かせるか分るか、「試されるホール」だからです。1番ホールと同様に、同じ方向にティーショットを曲げるのか?アプローチを再びショートするのか?
反省を活かし、なるべく速く対応する事。文字にするのは簡単で、実際やるのは大変ですが、でもスコアを出したいなら対応力を高めるしかありません。
それではまた!
[文:レジャーゴルフのサイト【Caddy(キャディ)】]
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