女子ゴルフ国内新人戦・加賀電子カップ最終R 女子ゴルフの国内新人戦・加賀電子カップは10日、千葉・グレートアイランドC(6625ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われた。首位と1打差の3位で出た18歳・桑木志帆(岡山御津CC)は5バーディ…

女子ゴルフ国内新人戦・加賀電子カップ最終R

 女子ゴルフの国内新人戦・加賀電子カップは10日、千葉・グレートアイランドC(6625ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われた。首位と1打差の3位で出た18歳・桑木志帆(岡山御津CC)は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算4アンダーで内田ことこ(フリー)とのプレーオフに突入。1ホール目で桑木が勝利し、新人戦で頂点に立った。

 前半1つスコアを伸ばした桑木。後半は11、13番でバーディーを奪うも、14番パー4でボギー、17番パー3ではダブルボギーを叩いてしまった。それでも18番パー4でバーディーを奪い、内田と並んでプレーオフへ。1ホール目でボギーとしたものの、内田がダブルボギーだったため優勝が決定。今年6月のプロテストに合格した22人の頂点に立ち、賞金180万円を獲得した。

 会見で桑木は「(プレーオフは)3パットしてしまったので恥ずかしかったんですけど、優勝は嬉しかったです」と笑顔を見せた。ステップ・アップ・ツアーでも優勝経験はなく、セレモニーを終え「優勝者って大変だなと思いました。(回数を重ねれば)もっとスピーチがいい感じにできるんじゃないかと思います」と苦笑いも浮かべた。

 スイングなどが賞金女王・稲見萌寧に似ていると評される桑木は、倉敷芸術科学大学の1年生で、出場最年少の18歳。プロテストは20位で合格した。レギュラーツアーについては「前半戦で1勝目指して頑張りたい」と意気込む。同郷・岡山の先輩、渋野日向子が憧れだが「日向子ちゃんは目標にしている選手。いずれは私も全英や全米で勝てるようになりたい」と話した。(THE ANSWER編集部)