今週は阪神競馬場で阪神ジュベナイルF(芝1600m)が行われる。

外回りに施行条件変更後はブエナビスタやアパパネ、ラッキーライラックなど出世馬がズラリ。桜花賞と同じ舞台で行われることもあり、来年のクラシック戦線を占う意味でも重要な一戦だ。

この記事ではデータ面から阪神ジュベナイルFを紐解き、攻略への糸口を見つけていきたい。

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■サークルオブライフが立ち向かう【0-0-0-5】の鬼門

7人気の低評価を覆す勝利を飾ったアルテミスS。その前走がフロックではないことを証明すべく、2歳女王の座を虎視眈々と狙うのがサークルオブライフだ。アパパネやアーモンドアイをはじめ、幾多の名牝をターフに送り出してきた国枝厩舎の新たな刺客。ここも好走に期待したいところだが、気になるデータを発見してしまった。

・アルテミスSを4角8番手以下で勝利【0-0-0-5】

単勝1倍台の支持を集めたリアアメリアもこれに該当したことで馬券圏外に。東京→阪神芝外回りの舞台替わりが東京で差し脚を発揮した馬にとって鬼門となっている印象だ。過去のデータに照らし合わせたとき、連勝へのハードルは高いものと言えるだろう。

■ナミュールを後押しする「連対率75%」データ

サークルオブライフと同じ東京芝1600mの赤松賞を勝利し、デビューから無傷の2連勝でGIに臨むナミュール。今回は初の関西圏かつ右回りと課題は少なくないが、不安要素はすべて以下のデータが吹き飛ばしてくれるかもしれない。

・阪神芝1600mのGIにおけるC.デムーロ成績【2-1-0-1】

母数が少ないとはいえ、連対率75%は驚異的。その内訳も7人気1着アユサン、3人気2着ステルヴィオと断然人気馬に騎乗したわけでもなく、相性の良さは折り紙つきと言えよう。心強いパートナーを得て挑戦するGIの舞台。さらに連勝を伸ばす可能性は十分だ。

後編ではデータ面から浮上する阪神ジュベナイルFの穴馬候補2頭を紹介する。

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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「阪神JF編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家

競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。