人気アプリゲーム『モンスターストライク』などを展開する株式会社ミクシィが、JリーグクラブFC東京の運営に参画する。12月…

人気アプリゲーム『モンスターストライク』などを展開する株式会社ミクシィが、JリーグクラブFC東京の運営に参画する。12月10日の臨時株主総会で、チームを運営する東京フットボール株式会社の子会社化を正式に決定した。多くのITサービスを手がけてきた手腕を生かし、クラブのポテンシャルを引き出していく。

同日にあった記者会見では、ミクシィの木村弘毅社長、ライブエクスペリエンス事業本部・スポーツ事業部長の川岸滋也氏と、東京フットボールの大金直樹社長が登壇。参画に至った経緯や、これからの展望を語った。

まず川岸氏が、クラブの現状を説明。コロナ禍での収入減が響いて2年連続の赤字となり来シーズンも苦しい見込みになるという。「リーグ優勝を目指していく、首都東京に相応しいクラブを目指していく中で、リード役が必要となった」と、ミクシィがトップとなって経営を進めていく意義を語った。

ミクシィは2018年にスポンサーとなり、東京ガス株式会社など6社とともに中核企業としてクラブの運営に関わってきた。主要株主とは、これまでの協力関係を維持していくという。

参画に至った経緯を説明する川岸氏(中央)

続いて、大金社長がJリーグを取り巻く状況を解説。「クラブの収益力、チーム力の差が出てきて、より競争のフェーズに入ってきたという実感がある」と話した。「ミクシィさんに経営を委ねる。クラブにとって大きな可能性を広げるチャンスだと思っています」とクラブとしての受け止めを表明した。

最後に、木村社長がミクシィが描くスポーツビジネスの未来を紹介した。ITサービスやゲームを通して“コミュニケーションの場”を創出してきた木村社長は、「スポーツほど多くの人が一喜一憂する感情を大きく揺さぶられるようなコミュニケーションの題材はない」と断言。培ってきたノウハウを活かし、スポーツのポテンシャルを引き出していきたいと抱負を語った。
また、FC東京の魅了についても熱弁。「前身の東京ガスからすると86年、非常に歴史がある。地域やサポーターに支えられ続けてきたクラブチーム」と“F東愛”を披露した。

スポーツを通じたコミュニケーションの場づくりを目指す木村社長

来季以降は、ミクシィが手がけているスポーツ中継のライブビューイングサービス『Fansta(ファンスタ)』との連携などITを駆使したエンターテイメント化や、トップチームからアカデミーまで一貫したクラブの強化に取り組んでいく。

東京フットボールの次期社長に就任予定の川岸氏は「首都東京に相応しいクラブにしていく。今後のFC東京にぜひご期待ください」と力強く呼びかけていた。