マルケス戦の名シーンに米メディアが再脚光 ボクシングの元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)は、9月に現役引退を表明した。米国では、ちょうど9年前の激闘が再び脚光を浴びているようだ。同4階級制覇王者フアン・マヌエル・マルケス(…

マルケス戦の名シーンに米メディアが再脚光

 ボクシングの元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)は、9月に現役引退を表明した。米国では、ちょうど9年前の激闘が再び脚光を浴びているようだ。同4階級制覇王者フアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)との4度目の対戦。強烈なカウンターを受けて失神KO負けとなった伝説的なシーンがSNSで公開されると、米ファンからは「未だに信じられない」などと興奮の声が上がっている。

 背筋が凍るようなKOだ。2012年12月8日、ラスベガスでの4度目の対戦。結末は6回だった。左ストレートを打ちに踏み込んできたパッキャオに対し、強烈な右カウンターで迎え撃ったマルケス。ドンピシャのタイミングで顎を打ち抜くと、パッキャオは前のめりに倒れ、ピクリとも動かない。レフェリーが試合終了を告げ、マルケスは観客席へ雄たけびを上げた。

 実際の動画を、米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」公式インスタグラムが公開。「9年前の今日、マルケスがエキサイティングなライバル関係だったパッキャオを4度目の対戦で失神させた」と文面につづると、米ファンからは「最も衝撃的なKOのひとつ」「永遠に錆びつかないね」「もう9年も前か」「未だに信じられない」と反響が集まっている。

 この一戦は、2012年の「リングマガジン ファイト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど高い評価を受けた。パッキャオは9月に引退を表明したが、マルケスとの熾烈なライバル関係は、未だファンの記憶に強い印象を残しているようだ。(THE ANSWER編集部)