モロッコ・マラケシュで開催された「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/4月10~16日/賞金総額48万2060ユーロ/クレーコート)のシングルス決勝で、20歳のボルナ・チョリッチ(クロアチア)が5つのマッチポイントをしのいだ末に、第…
モロッコ・マラケシュで開催された「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/4月10~16日/賞金総額48万2060ユーロ/クレーコート)のシングルス決勝で、20歳のボルナ・チョリッチ(クロアチア)が5つのマッチポイントをしのいだ末に、第3シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を5-7 7-6(3) 7-5で下し、ツアー・初タイトルを獲得した。
昨年、準優勝だったチョリッチはコールシュライバーの13本ものサービスエースにも耐え、2時間半近くを要したこの接戦の間に直面したブレークポイントの9度のうち6度をしのいだ。
第2セットのチョリッチはマッチポイントを握られながらそのつどセーブし、タイブレークの末にセットを取って勝負をファイナルセットにもち込んだ。
「これは僕にとって最大の逆転勝利と言えると思う。これまで一度も5つのマッチポイントをしのいだことはなかった」とチョリッチは言った。
「こんなにも重要な試合で、重要なポイントで、非常にいいサーブを打つことができた。素晴らしい気分だ。ここに来たときはあまり調子がよくなく何を期待すべきかわからなかったけど、ここ3、4ヵ月に積んだハードワークがついに実を結んだ」
33歳のコールシュライバーは今季最初の決勝でキャリア8度目のツアー・タイトルを狙っていた。(C)AP(テニスマガジン)協力◎ATP Tour