【UEFAチャンピオンズリーグ グループE第6節 バイエルン・ミュンヘンvsFCバルセロナ 2021年12月8日(日本時…
【UEFAチャンピオンズリーグ グループE第6節 バイエルン・ミュンヘンvsFCバルセロナ 2021年12月8日(日本時間29:00キックオフ)】
勝ち点7で2位バルセロナの最終節は、これまで勝ったことがないアリアンツ・アレナでのバイエルン戦。勝ち点5で3位のベンフィカはホームで最下位のディナモ・キエフ戦。
バルセロナは、ここまで全勝で既に首位通過を決めているバイエルンに勝てば2位通過となるが、ベンフィカとの直接対決の結果で不利なため、引き分け以下だと欧州最高峰の戦いから姿を消す可能性がある。
勝ちに行きたいバルセロナだが、バイエルンはレオン・ゴレツカ、ヨシュア・キミッヒ、セルジュ・ニャブリの3人以外はベストメンバー。雪の降る要塞で火蓋が切られた決戦は、必死さを見せるバルセロナといつも通りのバイエルン、という構図になった。
バルセロナは、3分にはペナルティエリア寸前でセルヒオ・ブスケツが、16分にはペナルティエリアの横でロナルド・アラウホがそれぞれファウルでバイエルンの攻撃を止めてイエローカード。
勝利への必死さがカードと引き換えの守備という形で現れることは、地力で優っているのがバイエルンだということを強調していた。
バルセロナのシャビ・エルナンデス監督は、スピードで他の追随を許さない厄介なアルフォンゾ・デイビスに対して対人守備に優れるアラウホを右サイドバックとして起用。
試合のキーポイントとなったのは、ここでアラウホに4センターバックのようにスペースを埋めて構える守備ではなく、1つ前で戦いを挑んで止めることを求めたことだった。
バイエルンにボールをゆっくり持たれた時にはセルジーニョ・デストが右サイドを落ちてきて最終ラインを埋める5ー4-1になるものの、素早く縦に攻められるとアラウホが前方にせり出したままの3バック状態に。
■バイエルンが攻める
つまり、4バックではあるものの、バルセロナの最終ラインは守勢に回ってから2人が1テンポ、2テンポ遅れて守備に加わることになる3→4→5と2段階での変形。しかも3→4も4→5も右サイドの変形だ。
3の状態ではジェラール・ピケが内側から右サイドの対応にあたることになる。その場合には、1テンポ遅れて戻ってきたアラウホは右サイドではなく中央を埋める、ということになっているものの、スピードがある攻撃には対応しきれない。
アラウホが前に出ていることでスペースが空いており、そこを使ってピケを引きずり出すことで今度は中央が空く。
当然、それはバイエルンのユリアン・ナーゲルスマン監督にとって狙いどころになった。
27分、ピケのクリアをリロイ・サネがダイレクトで前へ送りトーマス・ミュラーが最終ラインの左(バルセロナの右サイド)を抜け出して決定機を迎えたことでその脆弱性がハッキリと表れる。31分にバルセロナは左サイドバックのジョルディ・アルバが負傷交代となったが、バイエルンはバランスが変わったそこを狙うのではなく、徹底してバルセロナの右サイドを利用した。
そして34分、ロベルト・レヴァンドフスキがやはり左を抜け出してピケと対峙すると、中央を突いたのはミュラー。浮き球のパスをヘディングでゴールにねじ込んだ。中央に戻ってきたアラウホが必死のクリアを見せたが、ゴールラインを割った後だった。