昨年は、春季・秋季ともに優勝まであと一歩で夢かなわなかった立大野球部。1年間遊撃のポジションを守った彼は人一倍の悔しさを味わったことであろう。2017年度主将・熊谷敬宥(コ4=仙台育英)。「戮力同心」を掲げるチームに不可欠な男の、今季へかける想いとは--。

今季への熱い想いを語る熊谷

熊谷 敬宥(コ4=仙台育英)

--昨シーズンはどんなシーズンでしたか
春に続いて秋も優勝争いをできたのですが、明大戦に自分のエラーで負けてしまい、とてもふがいなかったです。先輩方にも申し訳なくて、ただただ自分の力不足を痛感しました。(--遊撃の定位置をつかんだ年となった)1個下の学年として出ていたので、とにかく「先輩のためにやらないと」という想いでした。出してもらう以上は、結果よりやる気を出していかなければいけないですし、どんなにミスをしてもチームのために動かなければいけない。そのようなことを考えていました。

--主将になられて数か月が経ちました
 慣れてきました。自分があまり主将としての役割をやってないのですが、チームが自然と雰囲気を作ってくれるのでやりやすいです。(--主将になられた経緯は)溝口監督に指名していただきました。例年は選手で話し合うのですが今回は推薦を受けました。実際に話をもらって、去年から出ていた自分しかいないと思いました。(--理想の主将像は) 野球の時は厳しくて、普段は仲良くというのが理想ですね。練習中は後輩にも厳しく言うのですが、普段の時は厳しく言わないです。自分が去年たくさんの経験をさせてもらった分、他の選手に言っていかなければいけないです。プレー中は主将らしくあることを考えています。例えば試合中一番自分が投手に話しかけに行くことなどです。例えば「内野に打たせろ」などですね。

--主将就任にあたり、先輩から何かアドバイスいただきましたか
(佐藤)拓也さん(2017年度卒=現JR東日本)から、「チームのことを考えるのも大事だけど、自分自身が結果を出すことが一番チームのためにつながる。だから頑張れよ」と言っていただいたのが印象的です。

--自身の追い求める主将像はどのような部分ですか
今年はとにかく「楽しく」です。去年は「先輩のため」といったような気持ちも強かったのですが、楽しくやれれば一番良い結果が出ると信じているからです。自分は野球を好きではないのですが、楽しいんです。打って捕って投げてという。野球はメジャースポーツだからたくさんの人が観ますよね。一つのプレーで大歓声が起きるのとかはすごく魅力ですね。

--新チームの特徴はどのようなところだと思われますか
「真面目」です。去年は試合中もふざけた声も出ていたのですが、今年は必要なプレーに関する声を出しています。出てる選手をいじるような声はあまりないですね。後輩は割とやんちゃですけどね、特に峯本(コ3=大阪桐蔭)はやんちゃですね(笑)

--ミーティングを徹底していると副将の藤田選手(営4=県岐阜商)から聞きましたが
チームが一つになるための大事な過程として投手、野手で練習が分かれていても最後には全体でミーティングを行っています。チームスローガンの“戮力同心(りくりょくどうしん)”にならって、チームが一つになるように全員で話しています。新チーム当初は何回も「一つにならなければ勝てない」と言っていたのですが、最近はもう言わないですね、選手が分かってくれていると思います。

--スローガンが「戮力同心」になった経緯
溝口監督に「チームが一つになること」をテーマとして挙げていただいて、自分らの代が一人一つずつ意見を持ち寄って話し合った結果戮力同心になりました。少し字が難しいのですが、全員の力も心も一つにするという意味です。まだまだなところはありますが、そのような意識はチームに浸透しつつあります。

--宮崎キャンプについて振り返っていただけますか
特に田中健(営4=大垣日大)が良かった印象がありますね。守備があまり上手くないのですが、時間より早くグラウンドに出ていつも守備練習をしていました。彼には頑張ってほしいと思いましたね。

--田中選手も然り、学生生活最後の一年となることについて
自分の結果よりもチームが優勝することが一番です。簡単なことではないので、目の前の一戦一戦に本気で向かっていきたいです。

--優勝のために必要なことは何でしょうか
自信が大事だと思います。どんな時も楽しく、「大丈夫」と考えること。「相手より強い」と信じていればそのように試合もなっていくものだと思います。

--プロ野球、というものも視野に入ってくる一年。特別な意識はありますか
昨年、3人同時にプロに行くというのは想像がつかなかったので驚きました。高校時代は全くプロ野球に、とは思わなかったですね。日本代表の最終選考候補選手に選ばれても全然なかったです。ですが大学に入ってからはそういう気持ちが強くなっていきました。

--最後に、いつも応援してくださるファンの皆様に一言お願いします!
どんな結果の時でも応援してくれているファンの方がいることは励みになっています。本当に、勝って一緒に喜びたいです。今年も、どんな時でも応援してくださる皆さんの声援が力になります。応援よろしくお願いします!

-ありがとうございました!

今季の自分の「走攻守」すべてを見ろ!と宣言した熊谷

熊谷 敬宥 (くまがい たかひろ)1995年11月10日宮城県生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投右打/内野手(主将)/仙台育英/175㌢72㌔

(3月24日 取材・大宮慎次朗/編集・川村健裕)

全7回にわたり、監督、注目11選手へのインタビューをお送りしましたがいかかでしたでしょうか?選手が口をそろえる通り、今季のチームからは随所に一体感が感じられます。春季リーグ戦の初戦は、4月15日(土)。本特集で取り上げた選手並びに立大野球部を、ぜひ神宮球場で応援しましょう!!!

春季リーグ戦開幕カード予告:

4月15日(土)対法大 第2試合 13:30試合開始予定@神宮球場

4月16日(日)対法大 第1試合11:00@神宮球場