スイス・ビールで開催された「ビール ビエンヌ女子オープン」(WTAインターナショナル/4月10~16日/賞金総額25万ドル/室内ハードコート)の決勝で、予選勝者のマルケタ・ ボンドロウソバ(チェコ)がアネット・コンタベイト(エストニア)…

 スイス・ビールで開催された「ビール ビエンヌ女子オープン」(WTAインターナショナル/4月10~16日/賞金総額25万ドル/室内ハードコート)の決勝で、予選勝者のマルケタ・ ボンドロウソバ(チェコ)がアネット・コンタベイト(エストニア)を6-4 7-6(6)で下し、初のWTAツアー・タイトルを獲得した。  17歳のボンドロウソバは、36歳のフランチェスカ・スキアボーネがコロンビア・ボゴタでウィナーとなった数時間後に初タイトルを獲得。スキアボーネは、ボンドロウソバが1999年6月に生まれる前に母国イタリアのWTA大会でプレーしていた。  世界ランク233位のボンドロウソバは、世界99位のコンタベイトが彼女のパワフルなグラウンドストロークに押されてフォアハンドをネットにかけた瞬間に、今回が第1回大会となったスイスの室内ハードコート大会の初代優勝者となった。  「キャリア最大の勝利よ。私はこれまでは主に小さな大会でプレーしていたから」とボンドロウソバは言った。「これは私が出場した数少ない大きな大会のひとつなの。昨年は左肘を故障して、フィットネスレベルを上げるためのエクササイズを大いに行ったけれど、それがコート上での動きをよくする助けとなったの」。  ボンドロウソバは予選3回戦を勝ち抜いたあと、本戦に入ってからは一度もセットを落とさなかった。  左利きのボンドロウソバは日曜日の決勝で、自分のサービスゲームで起きていたダブルフォールトの問題を克服し、コンタベイトが手にした14度のブレークポイントのうち13度をセーブしただけでなく、第2セットのタイブレークで直面した2度のセットポイントをも、しのいでみせた。  ボンドロウソバは来週末、アメリカ・フロリダのサドルブロックで行われるフェドカップ・ワールドグループ準決勝「チェコ対アメリカ」戦に出場するため、欧州をあとにする。彼女は今回、前年度優勝国チェコの一員なのだ。  一方、今大会のダブルスは、第2シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/モニカ・ニクレスク(ルーマニア)が、ティメア・バシンスキー/マルチナ・ヒンギス(ともにスイス)を5-7 6-3 [10-7]で下し、第1回大会のチャンピオン・ペアとなった。(C)AP(テニスマガジン)