2022年の年明け直後から行われる男子の国別団体戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハード…

2022年の年明け直後から行われる男子の国別団体戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)。16ヶ国が参戦する今大会の組分け、出場メンバーが発表された。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。【関連記事】ナダルやアルカラスが「ATPカップ」欠場へ

第1回大会の2020年は24ヶ国出場で10日間開催だったが、2021年は出場国を半分に減らしての5日間開催、そして2022年は前年から4ヶ国増えての9日間開催となる。開催地は、昨年のメルボルンからシドニーへと移った。今年は残念ながら日本は出場しないが、参戦する16ヶ国の組分けと現在メンバーリストに入っている選手は以下の通り。

<グループA>

セルビア(ノバク・ジョコビッチ、ドゥサン・ラヨビッチ、フィリップ・クライノビッチ、ニコラ・チャチッチ、Matej Sabanov)

ノルウェー(キャスパー・ルード、ビクトル・ドゥラソビッチ、Lukas Hellum-Lilleengen、Leyton Rivera、Andreja Petrovic)

チリ(クリスチャン・ガリン、アレハンドロ・タビロ、Tomas Barrios Vera)

スペイン(ロベルト・バウティスタ アグート、パブロ・カレーニョ ブスタ、アルベルト・ラモス ビノラス、アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ、ペドロ・マルチネス)

<グループB>

ロシア(ダニール・メドベージェフ、アンドレイ・ルブレフ、アスラン・カラツェフ、ロマン・サフィウリン、エフゲニー・ドンスコイ)

イタリア(マッテオ・ベレッティーニ、ヤニク・シナー、ロレンツォ・ソネゴ、シモーネ・ボレッリ、ファビオ・フォニーニ)

オーストリア(ドミニク・ティーム、デニス・ノバク、ルーカス・ミドラー、オリバー・マラック、フィリップ・オズバルド)

オーストラリア(アレックス・デミノー、ジェームズ・ダックワース、マックス・パーセル、ジョン・ピアース、ルーク・サビル)

<グループC>

ドイツ(アレクサンダー・ズベレフ、ヤン レナード・ストルフ、ヤニック・ハンフマン、ケビン・クラウィーツ、ティム・プッツ)

カナダ(フェリックス・オジェ アリアシム、デニス・シャポバロフ、ブレイデン・シュナー、ピーター・ポランスキー、スティーブン・ディエス)

イギリス(キャメロン・ノリー、ダニエル・エバンズ、リアム・ブローディ、ジョー・ソールズベリー、ジェイミー・マレー)

アメリカ(テイラー・フリッツ、ジョン・イズナー、ブランドン・ナカシマ、ラジーブ・ラム、オースティン・クライチェク)

<グループD>

ギリシャ(ステファノス・チチパス、Michail Pervolarakis、ペトロス・チチパス、Markos Kalovelonis、Aristotelis Thanos)

ポーランド(フベルト・フルカチュ、カミル・マイクシャク、カツペル・ジュク、Jan Zielinski、Szymon Walkow)

アルゼンチン(ディエゴ・シュワルツマン、フェデリコ・デルボニス、フェデリコ・コリア、マッシモ・ゴンサレス、アンドレス・モルテニ)

ジョージア(ニコラス・バシラシビリ、アレクサンドレ・メトレベリ、アレクサンドレ・バクシ、Zura Tkemaladze、Saba Purtseladze)

今大会では、4ヶ国ずつ4グループに分かれて総当たり戦を行い、各組1位の4チームが準決勝へ進出する。それぞれの対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の計3試合で行われ、2勝した方が勝利。先に行われるシングルス2試合で勝敗がついたとしてもダブルスは開催されるが、決勝ではシングルス終了時点で優勝国が決まれば、ダブルスは行われない。

現在のシングルス世界ランキングのトップ20のうち、ラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)を除いた18人がメンバーリスト入り。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やダニール・メドベージェフ(ロシア)にとっては、同大会がシーズン最初の公式戦となる。また、今シーズンは怪我で早目の終了を余儀なくされたドミニク・ティーム(オーストリア)やステファノス・チチパス(ギリシャ)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が復帰予定だ。

前回の決勝で対戦したロシアとイタリアは今回、グループステージでぶつかることに。総当たり戦から厳しい戦いが見込まれる中、ファイナルへ進むのはどの国だろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのティーム

(Photo by Daniel Pockett/Getty Images)