張本智和、惜しくも準優勝　世界王者・樊振東が頂上決戦を制す＜WTTカップファイナル＞

＜WTTカップファイナル・シンガポール　日時：12月4日～7日　場所：シンガポール＞

7日、WTTカップファイナルは最終日を迎え、男子シングルス決勝に張本智和（木下グループ）が登場。樊振東（ファンジェンドン・中国）に1-4で敗れ、準優勝を飾った。

張本、世界王者に敗れ準優勝

写真：樊振東（ファンジェンドン・中国）/提供：WTT

張本はここまで、マティアス・ファルク（スウェーデン）、黄鎮廷（ウォンチュンティン・中国香港）、ウーゴ・カルデラノ（ブラジル）に勝利して決勝へと進んできた。

対する樊振東はパトリック・フランチスカ（ドイツ）、鄭栄植（チョンヨンシク・韓国）、王楚欽（ワンチューチン・中国）に勝利している。互いに各国のエース級の選手を下しての決勝戦となった。

写真：張本智和（木下グループ）/提供：WTT

序盤から互角のラリーを展開するが、8-8から樊振東が抜け出し第1ゲームを先取した。第2ゲームでは張本がバックハンドの緩急で逆転し1-1と並ぶが、第3ゲームは樊振東がラリーで押し切った。

その後も第4ゲームを制した樊振東の勢いは止まらず、第5ゲームでリードを広げる。張本もチキータやカウンターで追いつこうとするが、最後は樊振東のフォアハンドのドライブが決まった。

張本は今シーズン最終戦を準優勝で締めくくった。

男子シングルス決勝

写真：樊振東（ファンジェンドン・中国）/提供：WTT

張本智和 1-4 樊振東（ファンジェンドン・中国）〇
8-11/11-9/9-11/7-11/5-11

WTT（World Table Tennis）とは

ITTF（国際卓球連盟）が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。

これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに、五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として、グランドスマッシュを位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。

図：WTT概要/作成：ラリーズ編集部

今大会は上から2番目のカテゴリーである「カップファイナル」となる。

文：ラリーズ編集部