ロンドンで行われたブリティッシュ・ファッション・アワードに出席したマリア・シャラポワ(ロシア)は、エコな素材でできた独創…
ロンドンで行われたブリティッシュ・ファッション・アワードに出席したマリア・シャラポワ(ロシア)は、エコな素材でできた独創的なドレスを纏ってレッドカーペットに登場し、注目を集めた。さらに、自身の経験を振り返りながら現在活躍する若い選手にアドバイスを送った。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。【実際の写真】ペットボトルのリサイクル素材を使って作られたドレスを纏うシャラポワ
ロンドン屈指の音楽ホールであるロイヤル・アルバート・ホールで開催されたブリティッシュ・ファッション・アワードのレッドカーペットに現れたシャラポワは、ペットボトルをリサイクルした素材で作られたドレスを着用し、カメラの前でポーズを取った。
このドレスは、オランダ人ファッションデザイナー、イリス ヴァン ヘルペンによりデザインされたもので、エビアンのペットボトルとオーガニックシルクを利用して作られている。イリス ヴァン ヘルペン特有の立体的なシルエットで波の模様を表した特徴的なドレスを、長身のシャラポワは美しく着こなしていた。
デザイナーのヴァン ヘルペンはこのドレスについて、SDGsの重要性を強調し、人々のリサイクルに対する認識を変えることが狙いだった、と語った。
「このプロジェクトでエビアンと協力できたことはとても素晴らしい経験でした。特に、サステナビリティの目標と私達が地球に与える影響を減らすという強い希望を共有できたことは。このドレスが、商品がそのライフサイクルの中で様々な形を取ることを示し、アップサイクルやリサイクルに対する人々の認識を変えることになればいいと思います」とヴァン ヘルペンはドレスについて語った。
シャラポワは自身のツイッターでドレス姿を披露し、このドレスが制作に丸一年、およそ800時間もの手作業を要したことを明かした。
シャラポワはこれまでも大胆なファッションに身を包み、世間を驚かせることがあった。一方で、女性アスリートがスポーツ以外の分野でクリエイティブな仕事をするとバッシングを受けることがある、と語った。
元世界女王のシャラポワは、大きな大会で成功を収めることは自分の望まない注目を浴びることにもつながることを認めつつ、その経験もあらゆることを学ぶ機会になると強調した。
10代で「全米オープン」優勝を遂げ一躍注目を浴びているエマ・ラドゥカヌ(イギリス)のような若手に対して、どのようにバランスを取るべきかアドバイスを求められたシャラポワは次のように答えた。
「そこから学んでいくわ。[若い時に]成功してチャンピオンになると、コート外でも様々な機会が必ず訪れる。エマは素晴らしいアスリートよ。あれほど若い年齢で成功することは、スポーツ界ではとても珍しいことなの。すべての瞬間を楽しんでほしいわ」
シャラポワも若くして成功を収めたアスリートの一人だ。17歳で達成した「ウィンブルドン」優勝は、彼女にとって予想していなかったことだったと語った。当時、自分の能力を信じてはいたものの、グランドスラムで7試合連続勝利するだけの準備ができているとは感じていなかったそうだ。
そして、このように急に成功すると圧倒される思いがすることがあると語ったが、同時にそれは美しい気持ちであり、選手としてずっと大切に持っておくことができるものだ、とすぐに付け加えた。
「私の若い頃の経験だけど、“ウィンブルドン”優勝は想定外だった。身体的に、14日間で7試合を勝つ準備ができているとは夢にも思わなかったわ」とシャラポワは自身の成功体験について語った。
「私は幼い頃から素質があったし、将来の見通しもあった。それに、どんどん上達もしていたわ。でも、すぐグランドスラムで勝てるとは思っていなかった。当時、すごく圧倒されたような気持ちになった。なかなか信じられなかったの。エマと彼女の家族はその美しい感情を一生大切にすると思うわ。すごくワクワクすることだからよ」
(テニスデイリー編集部)
※写真は2017年のヴァニティ・フェア誌のオスカーパーティでのシャラポワ
(Photo by Taylor Hill/Getty Images)