ビッグボスこと日本ハム新庄剛志監督(49)の斬新な発想が、また話題をさらった。6日に自身のツイッターで「オープン戦初戦…

 ビッグボスこと日本ハム新庄剛志監督(49)の斬新な発想が、また話題をさらった。6日に自身のツイッターで「オープン戦初戦の試合を上沢(うわさわ)監督でオーダーを組んでもらい戦ってもらいます」と仰天プランを明かした。

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 今季開幕投手を務め、チームトップの12勝(6敗)を挙げたエース上沢直之(27)に、来年2月に予定されるオープン戦初戦のスターティングメンバー選出を任せるとSNSで宣言した。

 上沢本人も自身のツイッターで、新庄監督の引用リツイートをした上で、サングラスをかけて含み笑いする絵文字を3つ並べ、まんざらでもない様子をうかがわせた。

 本来、オーダーを考えるのは監督、コーチスタッフの役割で、相手チームもいる試合で一選手が決めるというのは異例中の異例。さらに一連のやりとりをSNSを駆使して発信する手法も、従来のプロ野球の監督像では考えられない。

 常識にとらわれないビッグボス流アイデアに、ファンの期待も膨らむばかり。ニュースのコメント欄には否定もあるが、賛成意見が圧倒的だ。さまざまな考察が飛び交い、話題作りのパフォーマンスでないというコメントも。

 「一見ふざけて見えるが、上沢だけでなく、選手全員へのメッセージでもある。自ら考え、自ら動くという意識改革を促す効果的な取り組み」

 「エースがもっとも信頼する捕手、バックは誰なのかがわかり、首脳陣には今後の参考になる。選手も先発入りを目指して必死にアピールするはず」

 「上沢監督の後、ほかの選手にオーダーを決めさせる可能性もある。投手と野手では視点も変わる。次世代の指導者の資質も見ることができる」

 気になるのは、多くの選手からなぜ新庄監督が上沢を指名したのか。上沢は専大松戸(千葉)から11年ドラフト6位で入団。大谷、有原らが抜けた先発陣を、投手キャプテンとして引っ張っている。

 上沢について、今季限りで引退した斎藤佑樹は「どんなに活躍してもおごらず素敵な人柄の彼を尊敬しています。頭の回転も早く賢くて『よくその言葉出てくるなぁ』ということが度々あり、いつも驚かされていました!」と評している。

 かつて日本ハムで投手コーチを務めた吉井理人氏(現ロッテ・コーチ)は「自分のイメージ通りに体を動かせる投手」とコメント。感覚だけに頼らずに投げることができる投手として宮西、ダルビッシュとともに上沢の名をあげている。

 知性派を感じさせるエピソードから、上沢を「監督」として抜てきする素養は十分。通算53勝と実績もあるが、いかんせん全国的な知名度はそれほど高くない。今回の報道によって「上沢監督」のワードがトレンド入り。「これを機に上沢を知った」というコメントも多く、エースの注目度を飛躍的に高める効果があった。

 就任会見で「タレントを7人ぐらい作れば、おのずといいチームになる」と話していた新庄監督。チームの顔である中田が退団し、西川、大田も自由契約に。新しいタレント育成も含め、戦略的に練りに練られた「上沢監督」プランだとしたら…。思いつきのファンサービスにも見えるビッグボス流改革には、明確な意図が隠されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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