セントラルスポーツの一員として第75回全日本体操団体選手権に挑む萱和磨。順天堂大学時代から優勝を経験し、2019年もセン…
セントラルスポーツの一員として第75回全日本体操団体選手権に挑む萱和磨。順天堂大学時代から優勝を経験し、2019年もセントラルの一員としてタイトルを奪取してきた“失敗しない男”は、この大会を前にして何を思うのか。東京五輪、世界体操とメダルを勝ち取り、充実したシーズンを過ごす25歳に現在の心境を訊いた。
|新たな挑戦“カッシーナ”
東京五輪体操男子団体銀メダル、あん馬で銅メダルを獲得した萱は、その後も全日本シニア選手権、福岡で開催された世界体操に出場するなど、タイトなスケジュールをこなしながら2021年のシーズンを送ってきた。
12月を迎えて行われる今回の全日本体操団体選手権に対しては「自分のモチベーションはすごく高い。この大会はすごく大事にしている」と変わらずに高いモチベーションを維持していると語る。
そんな萱が世界体操を終えてから取り組んできたのがカッシーナ。「団体戦なので使うからには絶対成功させたい」と新たなチャレンジとして挑んでいくと明かす。
|前評判が高いからこそ結果を出したい
また、今大会にはともに東京五輪を戦った橋本大輝(順天堂大学)、北園丈琉(徳洲会体操クラブ)といった選手たちもエントリーしている。敵として戦う盟友たちに対しては、「五輪選手がいるとチームがまとまる。セントラルにも僕と(谷川)航がいるので負けられない」と意気込んでいる。
2019年に続きセントラルスポーツの一員として戦う萱は、「強みは失敗をしないところ。そのストロングポイントをチームにも広げて相乗効果を出したい。前評判が高いからこそ結果を出したいです」と語り、自身の持ち味を出しながら、チームとしての結果にもこだわる姿勢を見せている。
自身のターニングポイントとも呼べる1年を過ごした“失敗しない男”は、新たな挑戦で自身をアップデートさせながら、再びセントラルスポーツを優勝に導くことができるか。