冨安健洋の所属するアーセナルは6日、プレミアリーグ第15節でエバートンとアウェイで対戦し1-2で敗戦した。冨安はフル出場…

冨安健洋の所属するアーセナルは6日、プレミアリーグ第15節でエバートンとアウェイで対戦し1-2で敗戦した。冨安はフル出場している。

前節のマンチェスター・ユナイテッド戦を打ち合いの末に惜敗した7位アーセナル(勝ち点23)は、その試合から先発を4人変更。オーバメヤンやスミス・ロウ、エルネニーらに替えてラカゼットやサカ、ジャカらが先発で起用された。

8試合勝利のない16位エバートン(勝ち点15)に対し、立ち上がりから一進一退の攻防を強いられたアーセナルは、なかなか決定的なシュートに持ち込むことはできない。

ハーフタイムにかけても両サイドを経由し何度もアタッキングサードまでボールを運ぶアーセナルだったが、アイディアに欠ける攻撃は集中して守るエバートン守備陣にことごとく撥ね返された。

すると44分、アーセナルはセットプレーからピンチを迎える。バイタルエリア右でFKを与えると、タウンゼントが供給したクロスをゴール前に抜け出したリシャルリソンにヘディングで叩き込まれたが、これはVARの末にオフサイドとなり、ゴールは取り消された。

このまま前半終了かと思われたが、アーセナルはアディショナルタイムにスコアを動かす。47分、左サイドをオーバーラップしたティアニーがラカゼットのパスからボックス左横まで抜け出しクロスを供給、これをゴール前のウーデゴールがジャンピングボレーで流し込んだ。

アーセナルのリードで迎えた後半、先にチャンスを迎えたのはエバートンだった。58分、ドゥクレのスルーパスからボックス右に抜け出したリシャルリソンがワントラップから冷静にゴールネットを揺らしたが、再びVARによってオフサイドを取られ、これもノーゴールとなった。

VARに救われたアーセナルだったが80分、アンドレ・ゴメスのミドルシュートのこぼれ球をボックス左手前で拾ったグレイにコントロールショットを打たれると、クロスバーに跳ね返ったボールをリシャルリソンに頭で押し込まれ、試合は振り出しに戻った。

追いつかれたアーセナルは84分、右サイドから仕掛けたサカのクロスをファーサイドのエンケティアが頭で合わせたが、このシュートは右ポストに弾かれる。

アーセナルは直後にラカゼットを下げてオーバメヤンを投入。しかし、勝ち越しに成功したのはホームチームだった。92分、左サイドからドリブルで仕掛けたグレイがカットインから右足一閃。強烈なシュートは右ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らした。

結局、これが決勝点となりアーセナルはリーグ戦連敗。一方、劇的勝利のエバートンが9試合ぶりの白星となった。