【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・12/5 チャンピオンズC(GI…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・12/5 チャンピオンズC(GI・中京・ダ1800m)

 中団馬群を追走したテーオーケインズが残り300mで先頭に立ち、チュウワウィザード以下に6馬身差をつけて圧勝しました。ダートGIにおけるこの着差は、クロフネが7馬身差で勝った2001年のジャパンCダート以来のものです。前走のJBCクラシックでは1番人気に推されたものの、スタートで大きく出遅れてしまい、馬券圏内にも入れず4着に終わりました。今回はその鬱憤を晴らす圧勝でした。

 父シニスターミニスターは、アメリカの主流ラインのひとつエーピーインディ系に属しています。これまでにインカンテーション、キングズガード、ヤマニンアンプリメなどを出し、ダート界を代表する種牡馬の一頭と評価され、毎年100頭以上の繁殖牝馬を集めています。母マキシムカフェの半妹タマノブリュネットは、大井競馬場のダートグレード競走レディスプレリュードを勝ちました。生産したヤナガワ牧場は、キタサンブラック、コパノリッキー、コパノリチャード、サンライズノヴァなどを出している名門です。来年の中距離ダート戦線はテーオーケインズを中心に回っていきそうです。

◆今週の血統注目馬は?

・12/12 常総S(3勝クラス・中山・芝1800m)

 中山芝1800mに強い種牡馬はロードカナロア。連対率29.2%は、2011年以降、当コースで産駒が20走した種牡馬のなかで1位タイ。このレースにはホウオウエミーズとヴェイルネビュラの2頭が登録しています。注目したいのは前者。過去、当コースで5回連対しており、前走、アタマ差2着と好走したレインボーSは今回と同じ3勝クラス。2走前には50kgの軽ハンデだったとはいえ重賞のマーメイドSで5着に食い込んでいます。実力通り走ることができれば今回も勝ち負けに持ち込めるでしょう。

 (文=栗山求)