元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン)をはじめ複数のスペイン人選手が、来年早々に行われる男子の国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/1月1日~1月9日/ハードコート)を欠場することが明らかとなった。スポーツウェブメディア Sportskeedaなど複数のメディアが報じている。【マッチハイライト動画】ナダルとアルカラスの初対戦!「ATP1000マドリード」2回戦

足の怪我により8月からツアーを離れているナダル、世界ランキング32位のカルロス・アルカラス、ダブルス世界7位のマルセル・グラノイェルスが「ATPカップ」欠場を表明。これに伴い、世界19位のロベルト・バウティスタ アグートと世界20位のパブロ・カレーニョ ブスタがスペインの代表チームを引っ張ることになる。

「ATPカップ」は2020年に始まった大会で、スペインは第1回大会ではセルビアに敗れて準優勝、第2回大会ではギリシャとイタリアに敗れて決勝進出を逃している。

今季躍進した18歳のアルカラスは、「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」で優勝を飾ったおよそ2週間後の11月26日に新型コロナウイルスの検査で陽性に。1週間後に陰性となったが、ナダルに代わってスペイン代表としてデビューする予定だった「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリード、イタリア・トリノ、オーストリア・インスブルック/11月25日~12月5日/室内ハードコート)を断念している。「ATPカップ」欠場は、長めのオフシーズンを取ってしっかりとコンディションを整えるためだという。ダブルスのスペシャリストであるグラノイェルスも、同様に長めのオフシーズンを望んでいる。

一方、ナダルは12月16日からUAEのアブダビで開催されるエキシビション大会、「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」での復帰を目指しており、大会2日目に迎える初戦では、元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)と世界15位のドミニク・ティーム(オーストリア)の勝った方と対戦する。しかしながら、足の状態は現在も週ごとの経過観察を必要としているため、ナダルはアブダビでの復帰を「テスト」と位置づけており、プレー再開よりも体調を万全に整えることを優先する考えを示している。

「100%確実になるまでは何とも言えない。何週間か前にも話した通り、17日と18日にアブダビでプレーする予定で、その計画は今も変わらない。でも、今は週ごとに状況を判断している。できるだけ早く復帰したいとは思っているけど、それよりも良い状態で復帰することの方が僕にとっては大事なんだ」

「負荷を上げて、最高のレベルでプレーするまではどうなるかわからない。今は言われた通りにやるしかないと思っている。僕は割と従順な方だから、言われたことには素直に従っているよ。今はまさにそのプロセスの最中だ。足は以前に比べて良くなっているのは確かだね。でなければアブダビに行こうとは思わないよ。でも、先のことはわからない。アブダビは復帰に向けていろいろと試す場だと思っているから、モチベーションは高いね」

グランドスラム優勝20回を誇るナダルは、来年1月17日から始まる「全豪オープン」に出場したいと話しているものの、前哨戦となるオーストラリアでのほかの大会に出るかどうかは不明だ。まずはアブダビで久しぶりにナダルのプレーが見られるのを楽しみにしたい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」でのナダル

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)