現在の日本代表では手薄となっているポジションがある。2大ウィークポイントとして、左サイドバックとセンタフォワードが挙げ…
現在の日本代表では手薄となっているポジションがある。2大ウィークポイントとして、左サイドバックとセンタフォワードが挙げられることが多いのだ。長年左SBを務めてきた長友佑都ももう35歳。全盛期と比べると、衰えは感じる。さらにCF大迫勇也の後継者もいない。2人の後継者として、誰がふさわしいのか……。長友の後継者候補5人、大迫の後継者候補5人を紹介する。
■大迫の後継者探しも難航
大迫勇也は代表で、絶対的なセンターフォワードとして君臨している。左SBの長友同様に後継者探しが難航。大迫ももう来年で32歳になる。そろそろ本格的に後継者を見つけないといけない時期に来ている。決定力不足に悩まされている日本において、ポストプレーができ、さらには得点をコンスタントに奪うことができるCFの育成が急務だ。
目先のワールドカップ出場権獲得を考えると、アジア最終予選では大迫が起用され続けることになるだろう。だが、ワールドカップ本大会、そしてさらにその先のことを考えると、今から大迫の後継者となり得る人材を代表に招集する必要がある。では、その後継者候補は誰になるのだろうかー。
■ベルギーで活躍するビースト
まずは東京五輪で台頭した林大地だ。五輪を経験し、サガン鳥栖からベルギーのシント=トロイデンVV(STVV)へ移籍。鳥栖で親しまれた「ビースト」という愛称も浸透してきた。ベルギーでも、らしさあふれる気持ちのこもったプレーを見せている。
林は初の欧州挑戦でコンスタントに出場機会を重ねている。あとはゴールを量産できればA代表招集、さらには他クラブへのステップアップへの道も見えてくるだろう。武器であるポストプレー、さらにはスピードでゴールを量産し代表への道を切り開いてほしい。
■古橋をCFに
現在の日本代表でも欠かせない存在となってきた古橋亨梧もCFとして、大迫の後継者候補に挙がる。代表では左ウィングでのプレーが多いが、所属するセルティックではCFでの起用が多い。欧州初挑戦ではあるが、すでに二桁得点を記録。欧州でも古橋のプレーが通用している。そのスピードと技術でここまで欧州でも得点を量産している。
古橋は森保ジャパンではコンスタントに招集されているが、左ウィングでは南野拓実、CFには大迫が君臨している。古橋は代表では途中出場が多い。だが、現在欧州でプレーする日本人選手で一番ゴールを奪っている選手であることは間違いない。一番点を取れる選手をスタメンで起用し、さらに経験を積ませてほしい。そして、欧州5大リーグのクラブへのステップアップを果たし、さらにA代表にも還元することで代表全体のレベルアップも期待できる。アジア最終予選ではスタメンで古橋をCFに起用してほしい。
■フランスで活躍中のFW
オナイウ阿道も日本代表のCFにふさわしい人材だ。今年6月に行われたセルビア代表との親善試合で代表デビューを果たすと、代表2戦目となったアジア2次予選のキルギス代表戦で初のスタメン入り。いきなりの3ゴールで強烈なインパクトを残した。だが、アジア最終予選はここまで今年10月のサウジアラビア代表戦のみ。前回のアジア最終予選は招集外となった。
オナイウは現在フランス2部のトゥールーズでプレー。今季からプレーするが、ここまでリーグ戦16試合に出場して5ゴールを記録。主力FWとしてプレーしている。オナイウは非常に決定力のある選手で、特にサイドから合わせるプレーが得意。また、抜群のスピードで相手DFラインの裏を取り、ゴールにつなげることができる。大迫の後継者に昇り詰めるには、得点を量産することだ。
■ベルギーで得点量産のFW
まだA代表経験のない鈴木優磨も森保ジャパンで見てみたい選手の一人だ。昨季はSTVVでリーグ戦34試合に出場17ゴール4アシストを記録。昨季は得点を量産し、イタリアのクラブなどが獲得に興味を示していたという噂もあった。移籍実現の可能性もあったが、結局はSTVV残留となった。
今季は怪我の影響などもあり、昨季と比べて出場機会が少なくなっているが、今季初ゴールも記録し本人も一安心だろう。今季もここからの得点量産を期待したい。鈴木はポストプレーもでき、DFラインの裏を取る動きも魅力的。絶妙な抜け出しから抜群の決定力でゴールを奪うことができる。今後の飛躍に期待したい。
■日本期待の長身FW
191cmの長身である日本期待のストライカーが原大智だ。同選手は今年2月にFC東京からクロアチアのイストラへ移籍。そこで結果を残すと、今年6月にスペインのデポルティーボ・アラベスと2年契約を締結。スペインのクラブへステップアップした。今季はSTVVへレンタル移籍となり、ベルギーで武者修行することとなった。
すでにベルギーでも初ゴールを記録し、コンスタントに出場機会を与えられている。STVVでは鈴木、林と二人の日本人選手とポジションを争っている。原の最大の特徴は長身を活かしたポストプレー。しかし、原の良さはそれだけではない。
フィジカルの強さに加え、技術の高さも魅力的。ボールをキープし、味方へ正確にパスを供給することができる。長身であること、ポストプレーができること、さらにパスも出せることを考えれば大迫の後継者にふさわしいと言える。今後欧州でゴールを量産することができれば、A代表初招集もあるだろう。ベルギーで結果を残し、今後のスペインでのプレーにも期待したい。