女子ゴルフ最終予選会最終ラウンド 女子ゴルフの来季国内ツアー最終予選会(QT)最終ラウンド(R)が3日、静岡・葛城GC宇刈C(6412ヤード、パー72)で行われた。第3Rで首位に立った下川めぐみは、通算9アンダーで1位。今年7月に新型コロナ…

女子ゴルフ最終予選会最終ラウンド

 女子ゴルフの来季国内ツアー最終予選会(QT)最終ラウンド(R)が3日、静岡・葛城GC宇刈C(6412ヤード、パー72)で行われた。第3Rで首位に立った下川めぐみは、通算9アンダーで1位。今年7月に新型コロナウイルスに感染し、後遺症にも悩まされてきたが、地道なトレーニングと練習で復活を遂げた。横峯さくらは通算イーブンパーで21位で、30位前後の選手に与えられる来季前半戦までの出場権を獲得した。なお、ツアーの各大会は欠場者も出るため、40位前後でも安定して出場が見込まれる。

 下川は会見で「QTのトップ通過は初めてです。本当にうれしいです」と声を弾ませた。そして、コロナに感染し、後遺症にも悩まされてきたことを明かした。

「私の場合は中等症で、39度以上の熱が続いて寝込む時間も長かったです。隔離期間が終わってからも、後遺症が続いて、最近まで味覚、嗅覚がなく、吐き気、めまい、脱毛症もありました。

 練習を再開しても26球打って疲れて、ウォーキングで1周200メートルのところを3周しただけで寝込む状態でした。飛距離も50ヤード近く落ちました。そんな感じだったので、このQTにも自分にプレッシャーをかけずにいたことが良かったと思います」

 現在、後遺症は「ほぼなくなった」というが、高い場所に行くと気分が悪くなるといい、「飛行機にはまだ乗っていません。なので、(来季開幕戦で沖縄開催の)ダイキンオーキッドに行けるかは分かりません」と明かした。それでも、最終QT1位の誇りを胸に来季を精いっぱい戦うつもりだ。(THE ANSWER編集部)