「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」に出場しているノバク・ジョコビッチ(セルビア)がセルビアメディアの取…

「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」に出場しているノバク・ジョコビッチ(セルビア)がセルビアメディアの取材に答え、注目している若手や自身のコートでの振る舞い、そして困った時にアドバイスを受ける人など、様々なトピックについて語った。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。【関連記事】ジョコビッチ連勝のセルビアがカザフスタンを下し、3大会ぶりのベスト4進出

取材の中で、ジョコビッチは若手の才能を見抜く能力があると語り、そのような選手は自分が若い頃持っていたようなポジティブな特徴を持っていることが多いと明かした。現在34歳のジョコビッチは自身の若手時代を思い出させる選手として、ヤニク・シナー(イタリア)、カルロス・アルカラス(スペイン)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の名前を挙げた。

「僕は、自然と他の人の中に自分と似たところを見つけてしまうんだ。自信、自分を信じること、勝ちたいという強い気持ち、そしてテニスへの情熱といった、僕が若い頃に持っていた特徴さ。アルカラスやシナーにそれらを見ることができるし、活躍し始めた頃のズベレフにも確実に見て取れたね」とジョコビッチは語った。

ジョコビッチは、コート上で感情を隠さないタイプの選手だ。勝利への強いこだわりを持つ世界王者は、試合が思うように行かない時、苛立ちを見せることがよくある。ラケットを壊したり、叫び声をあげたりと、コート上で感情を顕にし、イライラが溜まりすぎる前に発散する。

このようなコートでの振る舞いについて聞かれたジョコビッチは、感情的になりやすい自分の一面を認めつつ、平静を保つことの重要性を強調し、感情のコントロールは経験によってだんだんと獲得していくスキルだと指摘した。

「僕は気性が激しいし、感情的になることもあるから、選手が感情を出しているところを見ると好感を持つ傾向がある。ただ一方で、感情をコントロールし、重要な局面で平静を保つ術も知っているよ。そのスキルは、時とともに獲得するものだ。大きな試合をより多く経験することで、次にコートに出る時に冷静に対処できるようになっていくのさ」

グランドスラム20勝を誇り、男子ツアーのトップを走り続けてきたジョコビッチは、他の選手への援助を惜しまないことでも知られている。ジョコビッチは、助けやアドバイスを求める選手全てにそれを与える。特に彼のアカデミーに所属する選手や若手には、惜しまず援助の手を差し伸べてきた。

そんな完璧なジョコビッチもアドバイスを必要とすることがある。自身が助けが必要な時、誰にアドバイスを求めるのかと問われたジョコビッチは、真っ先に家族、友人、チームを挙げた。

「もちろん、僕に最も近くて、最も大切な人たちだよ。家族、友人、そして僕のチームさ。彼らは僕を一番良く知っているし、彼らのアドバイスはいつも絶好のタイミングで、僕がまさに必要としていることを言ってくれる」

他にも、アンドレ・アガシ(アメリカ)やボリス・ベッカー(ドイツ)、モニカ・セレス(アメリカ)、ピート・サンプラス(アメリカ)などテニス界のレジェンドたち、さらには他のスポーツ界のトップ選手にもアドバイスを求めることがある、と明かした。

「僕は、(昨年亡くなったバスケットボールレジェンドの)コービー・ブライアントと仲が良かったんだ。他にも、僕のコーチをしてくれたセレスやアガシやベッカー、それからサンプラスもね」

さらにジョコビッチは、アメリカン・フットボール界のスーパースター、トム・ブレイディとも交流があり、トレーニングや休養の取り方などについて相談することがあるそうだ。ブレイディは現在44歳だがずっと第一線で活躍しており、7度スーパーボウル制覇を達成している。すべてのスポーツ界を見回しても、彼ほど素晴らしい身体能力を保っている選手は多くない。ジョコビッチは、他のスポーツの選手であっても、自分から働きかけて情報を得るようにしている、と語った。

「トレーニングやリカバリーについてブレイディとよく話しているんだ。すべてのスポーツ選手と、機会があれば何かをシェアするように努力しているよ。僕を助けてくれたものや、妨げになったものについてね。特に、そのスポーツの頂点に立った選手には色々聞くようにしているんだ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」でのジョコビッチ

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)