【イングリッシュ・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル 2021年12月2日(日本時間29:30キ…

【イングリッシュ・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル 2021年12月2日(日本時間29:30キックオフ)】

 マイケル・キャリック暫定監督が3試合目の指揮を執るユナイテッドは、前節ベンチスタートだったクリスティアーノ・ロナウドが先発出場。アーセナルの右サイドバックとして試合に臨んだ冨安健洋は、ジェイドン・サンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、そしてロナウドという強力アタッカー陣を相手することになった。

 互いに様子見で始まった試合は、13分、ラルフ・ランゲニック次期監督がスタンド観戦するユナイテッドがまさかの失点をして動くことになった。

 アーセナルはコーナーキックの流れから、エリア外のエミール・スミス・ロウがシュート。ネットが揺れたものの、ゴールキーパーのダビド・デ・ヘアが倒れ込んでいたことで無効かと思われた。

 ところが、VARによるゴールチェックで、デ・ヘアが倒れたのはチームメイトのフレッジが足を踏んだからであり、アーセナルの選手が影響を与えたわけではないことが判明。ゴールが認められ、アーセナルが敵地でリードを得た。

■44分にアーセナルに追いつく

 リードを得たアーセナルはパスを繋いで試合を支配しようと試みるが、ユナイテッドはプレー強度を高めてそれを許さない。

 プレスによってパスミスが増えたアーセナルに対し、ユナイテッドは失点後60%を超えるボールポゼッションで押し込んだ。

 そんな展開の中、冨安は36分にロナウドとの1vs1を迎えた。向かい合ったところから縦に仕掛けたロナウドだったが、ここはボールが大きくなりラインを割った。

 そして39分にはサンチョと1vs1。ここでは縦に仕掛けたサンチョに対して冨安がしっかりと体を入れて完勝してみせた。

 対面守備で強さを見せる冨安の存在は、右センターバックのベンジャミン・ホワイト、右サイドハーフのガブリエル・マルティネッリが自分の仕事に専念できる環境を作っており、押し込まれながらも破綻しないアーセナル、というものを作っていた。

 しかし44分、とうとうユナイテッドが追いつく。

 再び迎えた冨安とサンチョとの1vs1で、今度はサンチョがドリブルではなくペナルティエリア内へのパスを選択。冨安、そしてその後ろでカバーしていたトーマス・パーティをも抜けたボールは、豊富な運動量でスペースに走り込んできたフレッジに渡り、そこからフェルナンデスに繋がれてアーセナルのリードがなくなった。

■冨安が転倒

 先制の場面ではエラーを犯してしまったフレッジだったが、それ以外のプレーはこの同点の場面、そして後半に起こる重要な場面に代表されるように見事であり、守備だけでなく攻撃でも痒いところに手を届かせてくれる選手としてラングニック体制でも欠かせない存在であることを感じさせた。

 振り出しに戻った試合は前半アディショナルタイムになっても熱を失わず。45+1分のアーセナルのフリーキックではエリア内で冨安がハリー・マグワイアに手首を掴まれ倒され、倒れた後も手首を掴まれたまま回転したが笛は鳴らず。

 VARが介入しても良さそうな場面ではあったが、おそらくは、冨安よりも手前でマルティネッリがヘディングシュートをしてボールの軌道が変わりそのままゴールキックになったことで、冨安の位置は得点に関わる対象から外れているからPKを取るほどの問題視はしない、という主審の判断が尊重されることになった。

 後半になってもユナイテッドが攻め込む展開は変わらなかったが、冨安は48分にサンチョに入ったボールを奪い、幸先よく試合に入る。

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