11月25日から28日にかけて英ロンドンの有名なコンサートホールであるロ…
11月25日から28日にかけて英ロンドンの有名なコンサートホールであるロイヤルアルバートホールで行われたエキシビション大会「チャンピオンズ・テニス」では、レジェンド選手たちと並んで一躍スター選手となったエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が勝利を挙げた。英スポーツメディア Sky Sportsなどが報じている。【実際の写真】優勝チームとなったバグダティス、ハース、ステパネク、ラデツキー【実際の写真】ユーズニー、ラケットを頭の上に載せるおなじみのポーズを披露
「チャンピオンズ・テニス」では、過去に世界ランキング1位、グランドスラムでのシングルス決勝進出、「デビスカップ」の優勝チームにシングルスの選手として貢献したといった経験を持つ選手たちがシングルスとダブルスの両方で、チーム競技と個人競技に分かれて競い合う。中でも注目されたのは、今年の「ウィンブルドン」で躍進し、「全米オープン」では予選を含む10連勝で優勝を飾った19歳のラドゥカヌだ。現在世界19位と、イギリス人女子のトップ選手として今シーズン最後の試合に臨んだラドゥカヌは、世界85位のエレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)に6-3、7-6(3)のストレート勝ちを収めた。「ウィンブルドン」以来に自国でプレーしたラドゥカヌは、「ホームの観客の前でプレーできて最高だったわ。会場に足を踏み入れた瞬間から素晴らしい雰囲気が感じられて、とても楽しくプレーができた」とコメントしている。
レジェンド対決の方では、ビッグサーバーとして知られ、1999年と2003年の「デビスカップ」でチームを優勝に導いたマーク・フィリポーシス(オーストラリア)が元世界4位のトーマス・エンクイスト(スウェーデン)に勝利し、元世界3位のダビド・フェレール(スペイン)がフルセットの末に2010年「ウィンブルドン」の準優勝者である元世界4位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を下している。
ダブルスの試合では、クレーコートのスペシャリストとして名を馳せたニコラス・アルマグロ(スペイン)と、すべてのグランドスラムでベスト8以上を記録したことのあるミカエル・ユーズニー(ロシア)のペアが、「アテネオリンピック」ダブルス金メダリストのフェルナンド・ゴンサレス(チリ)と、かつて「天才」と呼ばれたザビエ・マリーセ(ベルギー)のペアを破っている。
ほかにも元世界8位のラデク・ステパネク(チェコ)がマリーセに、世界2位にまで登り詰めたことのあるトミー・ハース(ドイツ)がゴンサレスにそれぞれ勝利。1997年「全米オープン」ファイナリストのグレッグ・ルゼツキー(イギリス)、ファンに人気の高いマンスール・バーラミ(イラン)、2006年の「全豪オープン」で決勝に進出したマルコス・バグダティス(キプロス)らも大会を盛り上げた。
最後はルゼツキー率いる「チーム・グレッグ」が優勝し、4日間の大会は幕を閉じた。また、「チャンピオンズ・テニス」は24年間にわたってロイヤルアルバートホールで開催されてきたが、この歴史的建造物が会場となるのは今回が最後。主催者は「今年は例年になく素晴らしい大会でした。最後に満員の観客の大歓声に包まれながら戦う選手たちの姿を見ることができて感無量です」と述べている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「チャンピオンズ・テニス」でのラドゥカヌ
(Photo by James Chance/Getty Images)