トゥクタミシェワのコーチへの信頼「私たちの結束はとても固い」 フィギュアスケートの2021年世界選手権銀メダルのエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が、五輪シーズンの4回転ジャンプ投入に慎重な姿勢を見せている。同国メディア「sport2…

トゥクタミシェワのコーチへの信頼「私たちの結束はとても固い」

 フィギュアスケートの2021年世界選手権銀メダルのエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が、五輪シーズンの4回転ジャンプ投入に慎重な姿勢を見せている。同国メディア「sport24.ru」が報じている。

 トゥクタミシェワは、先月末のグランプリ(GP)シリーズ第6戦・ロシア杯で15歳のカミラ・ワリエワに次ぐ2位だった。大会前に発熱があったが、新型コロナウイルスの検査は陰性になって出場。演技について「満足しています。大会ごとに自信をつけるよう努めます」と振り返った。

 記事によると、大会前に発熱があったようで「熱が上がった時、とても強く心配になりました」と不安に。それでも、陰性により「熱はすぐに下がりました。私はより難しい状況にありました。でも、終わり良ければすべてよし、です」とコメントしている。

 続いて、コーチのアレクセイ・ミーシン氏について質問を受けた。関係性についてこう語っている。

「ミーシン先生は私に人生とフィギュアスケートにおける多くの授業をしてくれました。私たちの結束はとても固いです。彼はいつも私を信じてくれていました。信頼は一番大切です。私は、彼への感謝の印に最大限やるよう努めます。私はそれに応えて私のできるすべての最高のものをプレゼントしたいです」

4回転にも言及「今、私は安定性とエレメンツの質に重点を置いています」

 今月17日に25歳を迎えるベテランだ。10台半ばの若手が次々と台頭する中、4回転ジャンプにも挑戦。しかし、来年2月には北京五輪を控え、プログラムに入れるかどうかについては慎重な姿勢を示している。

「今、私は安定性とエレメンツの質に重点を置いています。個人的な目標達成のために4回転ジャンプとともにプログラムを滑り切りたいですが、それは今シーズンではないのではないかと心配しています。今シーズンは試すのではなく、成功させないといけない」

 やるからには成功が絶対だという14年グランプリ(GP)ファイナル&15年世界選手権女王。挑戦をやめないリーザの今後に注目が集まる。(THE ANSWER編集部)