トータルゴルフフィットネス トレーナーの江澤です。

今回はスイングのお悩みでいただいた、『身体が回りすぎてしまう(オーバースイング)』を解決していこうと思います。

そもそもオーバースイングとはどのようなスイングのことを言うかご存知ですか?

・オーバースイングとは・・・バックスイングのトップのタイミングでクラブのシャフトが地面と水平より左に傾いてしまっていたらオーバースイングです。

オーバースイングに悩んで練習に励んでいる方はたくさんいると思います。

スイング映像をとりながら練習の繰り返しをたくさんおこなってはいませんか?

もちろんその練習が間違っているわけではありません!

ですがもし身体がオーバースイングをしてしまう状態にあったらどうでしょうか。

技術的な要素で身体を大きく回しすぎてしまっている事もありますが、身体がしっかりと機能していないからスイングが大きくなってしまっている事も多々あります。

そこで今回は、身体が原因でオーバースイングになっていることに注目をして解説をさせて頂きます!

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身体が原因でオーバースイングになっている要因を大きく2つに絞って解説させて頂きます。

1つ目の原因は
・『股関節の内旋がうまく使えていない』

テイクバックの際に右股関節の内旋がしっかりと動かなければ骨盤も一緒に回旋してしまいます。こうなると骨盤が回った分体幹周りも過度に回旋してしまい、大きな動きに繋がってしまいます。テイクバックの際に股関節に体重がしっかり乗らない原因の一つでもあります。

2つ目の原因は
・『体幹の弱さ』

体幹が弱いことによって上半身の回旋をコントロールすることができません。

テイクバック方向に引っ張られた上半身を体幹を使って制御することができずに回りすぎてしまうことに繋がってきてしまいます。

この状態ですと手で上げるようなスイングになってしまい、見た目が締まりのないようなスイングになりがちです。

そしてスイング中にリード足側に身体が傾いてしまう動きも多々見られます。

このようにオーバースイングは身体的な要素で起こってしまっている可能性はとても高いです。

それではこの2つの身体の原因を解決するエクササイズのご紹介をさせて頂きます。

動画にて詳しく説明していますので合わせてご覧ください!

まずは1つ目の原因で上げさせていただいた『股関節の内旋がうまく使えていない』に対してのエクササイズをご紹介します。

このエクササイズは「ROTEX」という道具を使用し股関節の内旋の動きを使えるようにしていきます。

1.アドレス姿勢になり右足をROTEXに乗せます
2.上半身を右に捻ります
3.上半身の捻りをキープしたまま、右つま先を左に向けこの姿勢を5秒キープします
4.上半身の捻りをキープしたまま、つま先の位置を元に戻します
5.2~4をあと3回繰り返します
6.左右2セット行います

★ポイント
・つま先を捻る時に股関節から動かすイメージで行います

続いてご紹介するのが、2つ目の原因で上げさせていただいた『体幹の弱さ』に対してのエクササイズです。

動画内ではメディシンボールを使用していますが、水の入ったペットボトルでも代用可能です。

1.アドレス姿勢になり胸の前でボールを持ちます
2.上半身を右に捻ります
3.両腕を伸ばします
4.左右10回2セット行います

★ポイント
・腕を伸ばしたときに腹筋を意識して行います
・身体の軸が左右にブレないように行います

今回はオーバースイングの改善のために『股関節内旋の動き・体幹の強化』を行いました。

このようなトレーニングをやることによって腹筋に意識を持っていくことができ体幹を使ったスイング繋がります。

大きい筋肉をしっかり使った上で、それをしっかりと使えるような動きをすることがとても重要なことになります。

このようにスイングエラーが生まれたときは技術をひたすら高めるのだけでなく、身体の要素も一緒に考えてみるとそのスイングエラー改善への最短ルートを描くことが可能になります!

[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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江澤 彬

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
トータルゴルフフィットネスではテクニカルマネージャーとして「より長く、より上手く」をコンセプトにゴルファーの健康とパフォーマンスに貢献するサービスの提供と、選手育成担当として世界に通用する自己管理能力の高いアスリートゴルファー育成に尽力している。